令和6年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問8を解説|公害・環境問題の年代順
令和6年度 大気・水質概論 問8は、わが国の公害・環境問題に関する出来事を古い順に並べる問題です。ア~エの出来事を左から古い順に並べた正しいものを選びます。
この問題のポイント
4つの出来事は、被害の「発生」と、環境基準の「設定」の2種類が混ざっています。分かれ目は、被害発生の古い順と、環境基準の設定の新しさを混同しないことです。足尾銅山の鉱毒被害は明治期でいちばん古く、水俣の有機水銀中毒は戦後の高度成長期です。環境基準の設定は近年で、PCBの方がダイオキシン類より先に設定されています。この4点の前後関係を押さえれば並べ替えられます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)
各選択肢の正誤
| 記号 | 順番 | 出来事と時期の読み解き |
|---|---|---|
| イ | 1番目 | 足尾銅山鉱毒被害の発生。明治期の出来事で、4つの中で最も古いです。 |
| ア | 2番目 | 水俣における有機水銀中毒の発生。戦後の高度経済成長期の出来事です。 |
| エ | 3番目 | PCBの水質環境基準の設定。ダイオキシン類より先に設定されました。 |
| ウ | 4番目 | ダイオキシン類による水質汚濁の環境基準の設定。4つの中で最も新しいです。 |
ここが分かれ目
取り違えやすいのは、PCBとダイオキシン類の環境基準の前後です。どちらも近年の設定ですが、PCBの環境基準の方が先で、ダイオキシン類の環境基準の方が後です。ここを逆にすると、正解のイ-ア-エ-ウではなくイ-ア-ウ-エと誤って並べてしまいます。被害発生(足尾→水俣)が前半、基準設定(PCB→ダイオキシン類)が後半、という二段構えで覚えるのが分かれ目です。
覚え方
- 並びは足尾(発生)→水俣(発生)→PCB(基準)→ダイオキシン類(基準)
- 前半は被害の発生、後半は環境基準の設定という二段構え
- PCBの基準がダイオキシン類の基準より先、を取り違えない
理解度チェック
Q.
足尾銅山の鉱毒被害と、水俣の有機水銀中毒では、どちらが古い?
足尾銅山の鉱毒被害(明治期)の方が古いです。水俣は戦後の出来事です。
Q.
PCBとダイオキシン類の水質環境基準は、どちらが先に設定された?
PCBの環境基準の方が先で、ダイオキシン類の方が後です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- わが国の公害・環境問題史に関する各種資料
※ この記事の確認日:2026年7月