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令和6年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問9を解説|土壌・地下水中の到達距離

令和6年度 大気・水質概論 問9は、土壌・地下水中で最も到達距離が長いとされる物質に関する問題です。示された物質のうち、最も遠くまで達するものを選びます。

この問題のポイント

物質が地下水とともにどこまで運ばれるかは、その物質が土壌粒子に吸着されやすいかどうかで決まります。吸着されやすい物質は途中で止まり、吸着されにくい物質は水と一緒に遠くまで移動します。分かれ目は、六価クロムが陰イオンとして存在し、土壌に吸着されにくい点です。この移動性の大きさから、選択肢の中で最も到達距離が長くなります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)ひ素は六価クロムに比べ土壌に吸着されやすく、最も到達距離が長い物質ではありません。
(2)○(正しい)六価クロムは陰イオンとして存在し土壌に吸着されにくいため、最も到達距離が長いとされます。
(3)×(誤り)鉛は土壌に強く吸着され移動しにくいため、最も到達距離が長い物質ではありません。
(4)×(誤り)ほう素は六価クロムほど移動性が大きくなく、最も到達距離が長い物質ではありません。
(5)×(誤り)シアンは最も到達距離が長い物質ではありません。

選択肢(2)のポイント(ここが正解)

物質の到達距離は、土壌への吸着のされにくさで決まります。六価クロムはクロム酸イオンなどの陰イオンとして存在するため、(陰イオンをはじきやすい)土壌に吸着されにくく、地下水とともに遠くまで運ばれます。この移動性の大きさから、選択肢の中で最も到達距離が長い物質になります。鉛のように土壌に強く吸着される金属とは対照的に動く点を押さえます。

覚え方

  • 到達距離は土壌に吸着されにくいほど長い
  • 六価クロム=陰イオンで吸着されにくく、移動性が大きい=到達距離が長い
  • 鉛などは強く吸着されてその場に留まりやすい(逆の性質)

理解度チェック

Q.

土壌・地下水中で物質の到達距離が長くなるのは、どんな性質のとき?

土壌粒子に吸着されにくいときです。水と一緒に遠くまで運ばれます。

Q.

六価クロムの到達距離が長いのはなぜ?

陰イオンとして存在し、土壌に吸着されにくいためです。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF
  • 環境省「土壌汚染対策法の施行について(施行通知)」