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令和7年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問4を解説|騒音の距離減衰特性

令和7年度 騒音・振動特論 問4は、騒音の伝搬特性(距離による減衰や塀の効果)に関する正誤問題です。5つの記述のうち誤っているものを選びます。

この問題のポイント

音源の形によって距離減衰の大きさが変わるのが柱です。点音源は倍距離ごとに6 dB、線音源はある距離より遠くで倍距離6 dB、面音源は近いところから順に「ほぼ減衰なし → 倍距離3 dB → 倍距離6 dB」と段階が変わります。引っかけの核心は面音源のいちばん近い領域です。短辺aに対して距離が a/π より近い範囲では、音がほとんど平面波のまま届くので距離を変えても減衰しません。選択肢(4)はこれを「倍距離3 dB」としており、そこが誤りです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)塀による最大減衰効果は、実用上おおむね25 dB程度が上限です。正しい記述です。
(2)○(正しい)点音源は球状に広がるため、倍距離ごとに6 dB減衰します。正しい記述です。
(3)○(正しい)線音源はL/πより遠い距離で点音源とみなせ、倍距離6 dBとなります。正しい記述です。
(4)×(誤り)面音源でa/πより近い距離は音がほぼ平面波で、減衰はほぼ0 dBです。倍距離3 dBとするのが誤りです。
(5)○(正しい)面音源でb/πより遠い距離は点音源とみなせ、倍距離6 dBとなります。正しい記述です。

選択肢(4)のポイント(ここが誤り)

面音源(短辺a×長辺b)の距離減衰は、測定点までの距離によって3段階に分かれます。距離が短辺基準の a/π より近いところでは、音源の面が大きく見えて音はほぼ平面波として届くため、距離を倍にしてもレベルはほとんど下がりません(約0 dB)。次に a/π ~ b/π の中間では線音源のように倍距離3 dB、さらに b/π より遠くでは点音源のように倍距離6 dBと、遠ざかるほど減衰が大きくなります。選択肢(4)は、いちばん近い「減衰しない領域」を「倍距離3 dB」と取り違えている点が誤りです。3 dBになるのは a/π より遠い中間領域です。

覚え方

  • 点音源=倍距離6 dB、線音源(遠方)=倍距離6 dB。
  • 面音源は近い順に0 dB → 3 dB → 6 dB(a/πより近い=減衰なし)。
  • 境目は短辺で a/π、長辺で b/π。近いほど平面波で減衰しない。

理解度チェック

Q.

面音源で a/π より近い距離の減衰は倍距離あたり何dB?

ほぼ0 dBです。音がほぼ平面波で届くため、距離を倍にしてもレベルはほとんど下がりません。

Q.

点音源と線音源(遠方)は、倍距離ごとにそれぞれ何dB減衰する?

どちらも6 dBです。線音源はL/πより遠い距離で点音源と同じ6 dB/倍距離になります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF