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点音源と線音源の距離減衰の違い(6dBと3dB)

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音は遠ざかると弱まるけど、機械1台と道路の車列で減り方が違うの?と思いませんか。音源が「点」か「線」かで、距離による減り方が変わります。そこを整理します。

この記事の要点

音源から離れると音は弱くなります(距離減衰)。その減り方は、音源の形が「点」か「線」かで変わります。

  • 点音源(機械1台など)=距離が2倍になるごとに約6dB減衰
  • 線音源(道路の車列など)=距離が2倍になるごとに約3dB減衰
  • 線音源のほうが減りにくく、遠くまで届く

音源から距離が離れると、音のエネルギーが広い範囲に薄まって、音は弱くなります。これが距離減衰です。

同じ「距離が2倍」でも、音源が1点に集まっているか、線状に連なっているかで、減り方が変わります。

点音源は距離2倍で約6dB減

点音源とは、1点から全方向(球面状)に音を放射する音源で、距離が2倍になるごとに約6dB減衰します。機械1台などが点音源として扱われます。

音のエネルギーは、距離とともに球の表面に広がって薄まります。球の表面積は距離の2乗で増えるため、距離が2倍になると音の強さは1/4になり、デシベルでは約6dB下がります。

線音源は距離2倍で約3dB減

線音源とは、線状に連なった音源で、距離が2倍になるごとに約3dB減衰します。渋滞した道路の車の列(道路交通騒音)などが線音源として扱われます。

線音源では、エネルギーは円筒の側面に広がって薄まります。広がりが距離の1乗に比例するため、距離が2倍になると音の強さは1/2になり、デシベルでは約3dB下がります。

つまり、線音源は点音源より減衰が小さく、遠くまで音が届きます。

点音源 距離2倍で約6dB減 (機械1台など) 線音源 距離2倍で約3dB減 (道路の車列など)

点音源は距離2倍で約6dB、線音源は約3dB減衰。線音源のほうが減りにくく、遠くまで届く。

過去問での問われ方

距離減衰は、騒音・振動概論で、点音源・線音源の減衰量の違いや、音響パワーレベルから一定距離の音圧レベルを求める計算として問われます。

令和7年度の騒音・振動概論(問15)では、半自由空間に置いた機械を点音源とみなし、その音響パワーレベルから一定距離の音圧レベルを求める問題が出ました。点音源として距離減衰を扱う、という前提がカギになります。

混同しやすい用語

点音源(6dB) と 線音源(3dB)

どちらも距離が2倍になると減衰しますが、減る量が違います。

点音源は球面状に広がるので距離2倍で約6dB線音源は円筒状に広がるので距離2倍で約3dB減衰します。

「点は6、線は3」「線のほうが減りにくく遠くまで届く」とセットで覚えると取り違えません。

まちがえやすいポイント

点音源と線音源で、距離2倍あたりの減衰量を取り違えるのが狙いです。

点音源は距離2倍で約6dB、線音源は約3dB減衰します。数字を逆にしないこと、そして線音源のほうが減りにくく遠くまで届く、という大小の向きを押さえます。

理解度チェック

Q.

点音源と線音源は、距離が2倍になるとそれぞれ約何dB減衰するか。

答え:点音源=約6dB、線音源=約3dB

点音源は球面状(距離の2乗で薄まる)、線音源は円筒状(距離の1乗で薄まる)に広がるためです。

Q.

点音源と線音源では、どちらのほうが遠くまで音が届きやすいか。

答え:線音源

距離2倍あたりの減衰が約3dBと小さいため、点音源(約6dB)より減りにくく、遠くまで届きます。道路交通騒音が線音源の例です。

まとめ

距離減衰の減り方は、音源が点か線かで変わります。

点音源は距離が2倍になるごとに約6dB、線音源は約3dB減衰します。線音源のほうが減りにくく、遠くまで届きます。

「点は6dB、線は3dB」と、道路交通騒音は線音源として扱う、という2点を押さえておきます。

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参考

  • 音響・騒音の基礎(点音源の距離減衰=距離2倍で約6dB、線音源=約3dB、道路交通騒音は線音源)
  • 一般社団法人 産業環境管理協会 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 出題範囲・公式正答(令和7年度 問15 ほか)
公害防止管理者 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

公害防止管理者 独学ノート 編集部

公害防止管理者試験の用語・法令・計算を、環境省の告示や過去問に照らして、独学者の目線で整理しています。

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