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令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問3を解説|有限長線音源の距離減衰

令和4年度 騒音・振動特論 問3は、有限長の線音源の距離減衰を求める計算問題です。中点から直角方向2 m で72 dB のとき、同じ方向に16 m 離れた点の騒音レベルを選びます。

この問題のポイント

まっすぐ連なった線音源は、近くでは線音源らしく距離が2倍で約3 dBしか下がりませんが、十分に離れると1点の音源に見えてきて距離が2倍で約6 dB下がるようになります。切り替わりの目安は、音源の長さを π で割った距離です。この問題では長さ12.6 m なので、12.6 ÷ 3.14 ≒ 4 m が境目です。2 m から4 m までは線音源、4 m から16 m までは点音源として、2段階に分けて減衰を積み上げるのがコツです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)(約57 dB)

計算の手順

  • 境目の距離:音源長さ ÷ π = 12.6 ÷ 3.14 ≒ 4 m。ここより近いと線音源、遠いと点音源。
  • 2 m → 4 m(線音源域):距離が2倍で −3 dB。72 − 3 = 69 dB(4 m 地点)。
  • 4 m → 16 m(点音源域):4→8→16 と距離が2倍を2回。−6 × 2 = −12 dB。69 − 12 = 57 dB
  • よって16 m 地点は約57 dB、選択肢(1)が正解です。

全区間を点音源(6 dB)で計算したり、逆に全区間を線音源(3 dB)で計算すると、答えが大きくずれます。境目の4 mで減衰の傾きを切り替えることが、この問題の分かれ目です。

覚え方

  • 線音源の距離減衰=近くは2倍で3 dB、遠くは2倍で6 dB
  • 切り替わりの目安は「音源長さ ÷ π」。この距離より遠いと点音源として扱う。
  • 計算は近距離側と遠距離側の2段階に分けて積み上げる。

理解度チェック

Q.

長さ12.6 m の線音源で、線音源から点音源に切り替わる距離の目安は?

4 mです。音源の長さをπ(約3.14)で割って求めます。

Q.

点音源域では距離が2倍になると何dB下がる?

約6 dBです。線音源域の約3 dBより下がり方が大きくなります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF