1. HOME
  2. 過去問解説
  3. ダイオキシン類概論
  4. 令和5年
  5. > 問3 排出ガス測定の方法

令和5年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問3を解説|排出ガス測定の方法

令和5年度 ダイオキシン類概論 問3は、ダイオキシン類対策特別措置法施行規則第2条が定める排出ガスの測定の方法に関する穴埋め問題です。ア~オに入る語句・数値の正しい組合せを選びます。

この問題のポイント

排出ガスの採取は、その施設がふだんどおり動いている状態、つまり通常の操業状態で行うのが原則です。燃焼施設では、燃焼状態が安定した時点から1時間以上経過し、条件が落ち着いてから採取に入ります。採取時間は原則4時間以上と長く取り、変動をならして代表値をつかみます。最後に、採取したガスは温度が零度(0℃)・圧力1気圧の状態に換算してそろえます。「最大の操業」「常温に換算」など、条件を紛らわしく入れ替えた選択肢に引っかからないことがポイントです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)

各選択肢の正誤

空欄入る語句読み解き
通常のふだんどおりの操業状態で採取する。特別に増減した状態ではありません。
安定した燃焼状態が安定した時点を起点にする、という条件です。
1時間安定した時点から1時間以上経過してから採取に入ります。
4時間原則4時間以上採取し、変動をならして代表値をとります。
零度温度は零度(0℃)・圧力1気圧の状態に換算してそろえます。

ここが分かれ目

紛らわしいのは、操業状態と換算温度の言い換えです。採取は通常の操業状態で行うのが原則で、「最大の操業状態」で採るという選択肢は誤りに誘導するためのものです。特別に負荷を上げた条件ではなく、日常の運転状態を代表させる考え方だからです。もう一つは換算の基準で、換算先は零度(0℃)・1気圧、いわゆる標準状態です。「常温に換算」とある選択肢は基準がずれています。数値では、安定してから経過させる時間(1時間)と、採取に要する時間(4時間)を取り違えないように、二つの時間の役割をセットで覚えておきます。

覚え方

  • 採取は通常の操業状態で。最大負荷ではない。
  • 安定してから1時間以上待ち、原則4時間以上採取。
  • 換算は温度零度(0℃)・1気圧の標準状態。常温ではない。

理解度チェック

Q.

排出ガスは、どのような操業状態で採取するのが原則?

通常の操業状態です。特別に負荷を上げた最大の状態ではなく、ふだんどおりの運転を代表させます。

Q.

採取したガスは、どの温度・圧力に換算する?

温度が零度(0℃)、圧力が1気圧の状態に換算します。常温ではなく標準状態にそろえます。

令和5年 ダイオキシン類概論 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF