令和4年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問5を解説|ダイオキシン類発生施設
令和4年度 ダイオキシン類概論 問5は、特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に規定するダイオキシン類発生施設に関する問題です。発生施設に該当しないものを選びます。
この問題のポイント
ここで問われるのは、公害防止組織法で「ダイオキシン類発生施設」として定められた施設の顔ぶれです。選択肢に並ぶのは、廃ガス洗浄施設・水洗施設・アセチレン洗浄施設といった、ガスや生成物を水などで洗う工程の施設が中心になっています。引っかけの核心は、この洗浄系のなかに一つだけ紛れ込んだ乾燥施設で、これは政令が定める発生施設の型と異なり、該当しません。工程の種類(洗浄なのか乾燥なのか)に注目すると見分けられます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)(該当しない記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 発生施設 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(該当) | 硫酸カリウムの製造に用いる廃ガス洗浄施設で、洗浄系の発生施設です。 |
| (2) | ○(該当) | アルミナ繊維の製造に用いる廃ガス洗浄施設で、発生施設に含まれます。 |
| (3) | ×(該当しない) | 2・3‒ジクロロ‒1・4‒ナフトキノンの製造に用いる乾燥施設で、洗浄系の発生施設とは型が異なります。 |
| (4) | ○(該当) | クロロベンゼン等の製造に用いる水洗施設で、発生施設に含まれます。 |
| (5) | ○(該当) | カーバイド法アセチレンの製造に用いるアセチレン洗浄施設で、発生施設です。 |
選択肢(3)のポイント(ここが誤り)
公害防止組織法のダイオキシン類発生施設は、物質ごとに施設の型まで指定して列挙されています。この問題で並ぶ他の選択肢は、いずれも廃ガスや生成物を洗う工程(廃ガス洗浄・水洗・アセチレン洗浄)の施設です。選択肢(3)だけは2・3‒ジクロロ‒1・4‒ナフトキノンの製造に用いる乾燥施設で、洗浄系とは工程の性質が違い、指定された発生施設に当てはまりません。施設名を問われたら、物質名だけでなく工程の型(洗浄か乾燥か)まで合わせて確認するのが決め手です。
覚え方
- 発生施設は物質名+工程の型のセットで指定される。
- この問題は「洗浄系」の中に「乾燥施設」が一つだけ紛れ込む形。
- 該当・非該当は施設名の型(洗浄/乾燥)で見分ける。
理解度チェック
Q.
この問題で発生施設に該当しない一つを見分ける手がかりは?
工程の型です。他が洗浄系の施設なのに対し、該当しないものは乾燥施設でした。
Q.
ダイオキシン類発生施設はどのように定められているか?
製造する物質ごとに、施設の型(廃ガス洗浄施設など)まで指定して列挙されています。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月