令和7年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問17を解説|JIS I形装置の構成
令和7年度 ダイオキシン類特論 問17は、JIS K 0311に示されたJIS I形装置(例)の構成について、ア~エに入る語句の正しい組合せを選ぶ問題です。
この問題のポイント
JIS I形装置は、排ガス中のダイオキシン類を「ダスト」「ガス状」の両方でとらえるため、ろ過部・吸着部・吸収部を直列につないだ構成です。ろ過でダストを捕らえ、吸着剤カラムでガス状分を捕捉し、洗浄水や吸収液で漏れを受ける、という役割の並びが分かれ目になります。ろ過部に入るのは円筒ろ紙、ガス状分を捕える部には吸着剤カラムが来る、という対応をつかめば選べます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各空欄に入る正しい語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 円筒ろ紙 | ダストを捕らえるろ過部。ガラスウールではなく円筒ろ紙が入ります。 |
| イ | ヘキサン洗浄水 | 配管などを洗い流し、付着分を受ける部。ヘキサン洗浄水が入ります。 |
| ウ | 吸着剤カラム | ガス状のダイオキシン類を捕える部。吸着剤カラムが入ります。 |
| エ | ジエチレングリコール | 最終段でガスを吸収・冷却する吸収液。ジエチレングリコールが入ります。 |
ここが分かれ目
この問題は、似た語句を入れ替えた選択肢に惑わされないことが鍵です。ろ過部を「ガラスウール」とした組合せや、ガス状分を捕える部を「アルミナカラム」とした組合せが混ぜてありますが、JIS I形装置ではダストを捕らえる部は円筒ろ紙、ガス状分を捕える部は吸着剤カラムです。さらに、洗浄水(ヘキサン洗浄水)と吸収液(ジエチレングリコール)の入る位置を取り違えると別の選択肢に誘導されます。ア=円筒ろ紙、エ=ジエチレングリコールという両端を先に固定すると、正しい組合せ(1)に絞り込めます。
覚え方
- JIS I形はろ過(円筒ろ紙)→洗浄水→吸着剤カラム→吸収液の順で並ぶ。
- ダスト=円筒ろ紙、ガス状=吸着剤カラム。ガラスウールやアルミナに引っかからない。
- 最終の吸収液はジエチレングリコール。両端の語を先に決めて絞り込む。
理解度チェック
Q.
JIS I形装置でダストを捕らえるろ過部に入るのは?
円筒ろ紙です。ガラスウールとする選択肢は誤りです。
Q.
ガス状のダイオキシン類を捕える部に入るのは?
吸着剤カラムです。アルミナカラムとする選択肢に注意します。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月