令和6年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問22を解説|2,3,7,8-TeCDD量の算出式
令和6年度 ダイオキシン類特論 問22は、抽出液全量中の2,3,7,8-TeCDDの量Qiを求める内標準法の算出式に関する組合せ問題です。式中のア~エに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
内標準法では、目的物のピークの大きさを、基準となる内標準物質のピークと比べて量を求めます。定量の基準になるのはクリーンアップスパイク用内標準物質で、Qiは「目的物のピーク面積」を、基準物質の「ピーク面積・添加量・相対感度」で補正して算出します。分かれ目は、基準をサンプリングスパイクと取り違えないこと、そしてピーク面積か高さか、添加量と相対感度をどの位置に置くかです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)
各空欄に入る正しい語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | ピーク面積 | 定量はピークの高さでなく面積で行います。目的物と基準物質を同じ土俵で比べます。 |
| イ | クリーンアップ | 定量の基準となるのはクリーンアップスパイク用内標準物質です。 |
| ウ | の添加量 | 既知の添加量が量の基準になります。 |
| エ | に対する相対感度 | 目的物と基準物質の感度差を相対感度で補正します。 |
ここが分かれ目
式は「目的物のピーク面積」を、基準物質の「ピーク面積」で割り、基準物質の「添加量」を掛け、「相対感度」で補正する形です。取り違えやすいのは、基準をサンプリングスパイクとしてしまう点(正しくはクリーンアップスパイク)と、ピークを高さで扱う点(正しくは面積)です。また、ウとエで「添加量」と「相対感度」を入れ替えると分母・分子の関係が崩れます。定量の物差しはクリーンアップスパイクである、と押さえておけば選択肢を絞り込めます。
覚え方
- 定量の基準はクリーンアップスパイク。
- 比べるのはピーク面積(高さではない)。
- Qi=目的物の面積 ÷ 基準の面積 × 添加量 ÷ 相対感度の形。
理解度チェック
Q.
Qiの算出で基準となる内標準物質は?
クリーンアップスパイク用内標準物質です。前処理全体を確認し、定量の物差しになります。
Q.
定量に用いるのはピークの面積と高さのどちら?
ピーク面積です。目的物と基準物質を面積で比較します。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月