令和4年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問24を解説|回収率の計算
令和4年度 ダイオキシン類特論 問24は、クリーンアップスパイクの回収率を求める計算問題です。与えられたピーク面積や添加量から回収率を計算します。
この問題のポイント
回収率は「実際に回収できた量 ÷ 加えた量 ×100」です。まず、クリーンアップスパイクとシリンジスパイクのピーク面積の比に、既知量として加えたシリンジスパイクの添加量を掛け、相対感度で補正して、回収できたクリーンアップスパイクの量を求めます。それを、はじめに加えたクリーンアップスパイクの添加量で割れば回収率になります。引っかけは、割る相手(分母)です。回収率を見たいのはクリーンアップスパイクなので、分母はその添加量(500pg)で、シリンジスパイクの600pgと取り違えないことです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(約77 %)
計算の手順
| 段階 | 式と値 |
|---|---|
| 面積比 | 100000 ÷ 150000 ≒ 0.667 |
| 回収できた量 | 0.667 × 600 pg ÷ 1.040 ≒ 384.6 pg |
| 回収率 | 384.6 pg ÷ 500 pg × 100 ≒ 77 % |
したがって、クリーンアップスパイクの回収率は約77%で、選択肢(5)が正解です。
ここが分かれ目
手順を取り違えやすいのは二点です。ひとつは相対感度で割ることで、面積比に添加量を掛けたあと1.040で割って感度差を補正します。もうひとつは分母に置く添加量で、求めたいのはクリーンアップスパイクの回収率なので、その添加量500pgで割ります。ここでシリンジスパイクの600pgを分母にすると値がずれます。面積比が約0.667、回収量が約384.6pg、これを500pgで割って約77%、という流れを押さえます。
覚え方
- 回収率=回収できた量 ÷ 加えた量 × 100。
- 回収量=面積比 × シリンジスパイク添加量 ÷ 相対感度。
- 分母はクリーンアップスパイクの添加量(500pg)。シリンジ側と混同しない。
理解度チェック
回収率の分母(割る相手)はどちらの添加量?
クリーンアップスパイクの添加量(500pg)です。回収率を見たいのがクリーンアップスパイクだからです。
面積比に添加量を掛けたあと、なぜ相対感度で割る?
2つの内標準物質の感度差を補正して、回収できた量に直すためです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月