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令和元年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問12を解説|ダイオキシン類排出の現状

令和元年度 ダイオキシン類特論 問12は、ダイオキシン類排出の現状に関する問題です。特定施設や水への排出、臭素系汚染などのうち、誤っているものを選びます。

この問題のポイント

ダイオキシン類の排出先には大気と水がありますが、排出量の大半は大気への排出が占め、水への排出はごくわずかです。この問題の引っかけは、水への排出量が総量に占める割合の数値です。水への排出は総量に対してごく小さい割合であるにもかかわらず、実際より大きい割合の数値を示している選択肢が誤りになります。特定施設の例や臭素系ダイオキシン類への懸念など、他の記述は現状と合っています。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。割合の正確な数値は公式PDFで確認してください。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)水への産業系排出施設として、パルプ製造漂白施設や塩ビモノマー製造施設が特定施設に指定されている点は正しいです。
(2)×(誤り)排出量の大半は大気で、水への排出はごくわずかです。水への排出が総量に占める割合の数値が実際より大きく、誤りです。
(3)○(正しい)塩素系に加え、臭素系ダイオキシン類による環境汚染も懸念されている点は現状と合います。
(4)○(正しい)塩素化合物を使う製造工程でダイオキシン類が生じ、排水として排出される場合がある点は正しいです。
(5)○(正しい)排水中のダイオキシン類が懸濁物質に付着して沈降し、底質として蓄積する点は妥当です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

ダイオキシン類の排出インベントリー(排出目録)では、大気への排出が全体の大部分を占め、水への排出は総量に対してごくわずかです。選択肢(2)は、水への排出量が大気を含めた総量に占める割合を、実際より大きい値で示している点が誤りです。疎水性の強いダイオキシン類は水にほとんど溶けず、懸濁物質に付着して底質へ移りやすいという性質からも、水系への排出量そのものが小さいことが理解できます。ここでは正確な割合の数値を転載しないため、実際の値は公式PDFで確認し、「水への排出は総量のごく一部にすぎない」という向きを軸に、示された割合が過大かどうかを見極めます。

覚え方

  • ダイオキシン類の排出は大気が大部分・水はごくわずか
  • 疎水性が強く、水中では懸濁物質に付着して底質へ。
  • 水への特定施設の例=パルプ漂白・塩ビモノマー製造など。

理解度チェック

Q.

ダイオキシン類の排出量は、大気と水のどちらが大部分?

大気への排出が大部分です。水への排出は総量のごくわずかにとどまります。

Q.

排水中のダイオキシン類は、水域でどのように振る舞う?

疎水性が強いため懸濁物質に付着して沈降し、底質として蓄積します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF