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令和3年度 公害防止管理者 大気特論 問5を解説|油燃焼バーナーの特徴

令和3年度 大気特論 問5は、示された二つの特徴(ア:広角の火炎形状/イ:負荷変動のある中・小形ボイラーに適する)をもつ油燃焼バーナーの種類を選ぶ問題です。5種類のバーナーから選びます。

この問題のポイント

油バーナーは油を細かい霧にする方式で分類されます。回転する円すいカップの遠心力で油を微粒化する回転式バーナーは、火炎が横に広がる広角形になりやすく、油量を絞っても霧化が保てるため負荷変動のある中・小形ボイラーに向いています。油圧式(非戻り油形・戻り油形)は油の圧力で霧化するため負荷変動への追従が弱く、気流式(高圧・低圧)は蒸気や空気で霧化する別方式です。ア・イの両方を満たすのは回転式だけ、というのが分かれ目です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)

各選択肢の正誤

選択肢各選択肢の判定解説
(1)×(該当しない)非戻り油形油圧式は油圧で霧化する方式で、負荷変動への追従が弱く条件イに合いません。
(2)×(該当しない)戻り油形油圧式は負荷調整幅を広げた油圧式ですが、広角火炎という条件アの特徴とは異なります。
(3)○(該当する)回転式バーナーは広角の火炎で、負荷変動のある中・小形ボイラーに適し、ア・イの両方を満たします。
(4)×(該当しない)高圧気流式は蒸気や空気の高圧噴流で霧化する別方式で、示された特徴とは対応しません。
(5)×(該当しない)低圧空気式も気流式の一種で、回転式の広角火炎という特徴には当てはまりません。

選択肢(3)のポイント(ここが決め手)

回転式バーナーは、高速回転する円すい形のカップに油を流し、遠心力で薄い膜にして飛ばし微粒化します。油の圧力に頼らないため油量を絞っても霧化が安定し、負荷変動のある中・小形ボイラーに向きます。飛び出した油が横に広がるため、火炎は広角になりやすいのも特徴です。油圧式は油の圧力を下げると霧化が悪くなり負荷調整幅が狭く、気流式は蒸気・空気で霧化する仕組みで火炎形状も異なります。条件ア・イが両方そろうのは回転式だけです。

覚え方

  • 回転式=遠心力で微粒化・広角火炎。負荷変動のある中・小形ボイラー向き。
  • 油圧式は油の圧力で霧化するため、絞ると霧化が悪く負荷調整幅が狭い
  • 気流式(高圧・低圧)は蒸気や空気で霧化する別系統。

理解度チェック

Q.

回転式バーナーはどうやって油を微粒化する?

高速回転する円すいカップの遠心力で油を薄い膜にして飛ばし、微粒化します。油圧に頼らないため負荷変動に強いのが特徴です。

Q.

負荷変動のある中・小形ボイラーに回転式が向くのはなぜ?

油量を絞っても遠心力による霧化が安定するため、負荷を下げても燃焼を保ちやすいからです。広角の火炎形状も特徴です。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF