令和3年度 公害防止管理者 大気特論 問6を解説|平衡通風の構成要素
令和3年度 大気特論 問6は、燃焼装置の通風のための構成要素(通風機A・F、ダンパーB・E、バーナーC、燃焼室D、煙突G)のうち、平衡通風で使われる組合せを選ぶ問題です。正しいものを選びます。
この問題のポイント
通風方式は、空気を押し込む側と排ガスを吸い出す側のどちらに通風機を置くかで分かれます。押込通風は入口側の通風機だけ、誘引通風は煙突側の通風機だけを使います。これに対し平衡通風は、入口側の押込通風機と煙突側の誘引通風機の両方を備え、炉内圧をほぼ大気圧に保つ方式です。したがって二つの通風機(A・F)と二つのダンパー(B・E)、バーナーC、燃焼室D、煙突Gのすべての要素が含まれます。片側の通風機だけの組合せを選ばないことが分かれ目です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 各選択肢の判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 煙突側の通風機FとダンパーEを欠いており、押込通風だけの構成で平衡通風になりません。 |
| (2) | ×(誤り) | 入口側の通風機AとダンパーBを欠いており、誘引通風だけの構成です。 |
| (3) | ×(誤り) | 通風機A・Fやダンパーの一部を欠いており、両側に通風機を置く平衡通風の条件を満たしません。 |
| (4) | ○(正しい) | A・B・C・D・E・F・Gのすべてを含み、押込と誘引の両通風機をもつ平衡通風の構成です。 |
| (5) | ×(誤り) | 入口側の通風機Aを欠いており、両側に通風機を備える平衡通風にはなりません。 |
選択肢(4)のポイント(ここが決め手)
平衡通風は、燃焼用空気を押し込む押込通風機(入口側のA)と、排ガスを吸い出す誘引通風機(煙突側のF)を両方使う方式です。二つの通風機とそれぞれのダンパー(B・E)で空気と排ガスの流れを調整し、炉内圧をほぼ大気圧に保ちます。片側だけの押込通風(Fを欠く)や誘引通風(Aを欠く)と取り違えないことが要点で、A〜Gのすべてがそろう組合せが平衡通風です。
覚え方
- 平衡通風=押込通風機と誘引通風機の両方を使う。全要素がそろう。
- 押込通風=入口側の通風機だけ/誘引通風=煙突側の通風機だけ。
- 平衡通風は炉内圧をほぼ大気圧に保てるのが利点。
理解度チェック
Q.
平衡通風は通風機をいくつ使う?
入口側の押込通風機と煙突側の誘引通風機の2つを使います。片側だけの押込通風・誘引通風と区別します。
Q.
平衡通風で炉内圧はどう保たれる?
押込と誘引の両通風機で空気と排ガスの流れを釣り合わせ、炉内圧をほぼ大気圧に保ちます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月