令和6年度 公害防止管理者 大気概論 問7を解説|二酸化炭素の吸収量(陸上34・海洋25億トン-炭素)
令和6年度 大気概論 問7は、IPCC第6次評価報告書(AR6)による人為起源CO2の炭素収支の穴埋め問題です。ア・イの数値の組合せを選びます。
この問題のポイント
この問題は、IPCC第6次評価報告書(AR6)による人為起源CO2の炭素収支について、ア・イの数値の正しい組合せを選ぶ穴埋め問題です。核心は、排出量に対して陸上生物圏と海洋がそれぞれ年に約何億トン-炭素を吸収するかという吸収量(シンク)の数値です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)
人為CO2の炭素収支(2010〜2019年・年平均、AR6)
| 順位 | 項目 |
|---|---|
| 排出 | 人間活動による排出 約109億トン-炭素 |
| 陸上吸収 | 陸上生物圏 約34億トン-炭素(ア) |
| 海洋吸収 | 海洋 約25億トン-炭素(イ) |
| 大気蓄積 | 差し引き 約50億トン-炭素が大気中に残る |
ここが分かれ目(陸上・海洋の吸収量)
AR6では、2010〜2019年に人間活動で年平均約109億トン-炭素が排出され、一方で陸上生物圏は年に約34億トン-炭素、海洋は年に約25億トン-炭素を吸収したと推定しています。よってア=34/イ=25 で最も適切なのは(4)です(差し引き約50億トン-炭素が大気中に残る)。
覚え方
- 炭素収支は排出109=陸上34+海洋25+大気蓄積50(億トン-炭素)。
- 陸と海の自然吸収(シンク)が排出の約半分を吸収。残り半分が大気に蓄積し温暖化。
理解度チェック
Q.
IPCC AR6で、陸上生物圏と海洋の年間CO2吸収量はそれぞれ約何億トン-炭素?
陸上生物圏が約34億トン-炭素、海洋が約25億トン-炭素です。排出(約109億)の約半分が吸収されます。
Q.
人為起源CO2のうち、陸上・海洋に吸収されず大気中に残るのは年に約何億トン-炭素?
約50億トン-炭素です(排出109−陸上34−海洋25)。これが大気中に蓄積して温暖化につながります。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 大気概論 問題」(公式PDF)
- IPCC 第6次評価報告書(AR6)
※ この記事の確認日:2026年6月