令和3年度 公害防止管理者 水質有害物質特論 問12を解説|アルキル水銀の検定
令和3年度 水質有害物質特論 問12は、検定に薄層クロマトグラフ分離-原子吸光法が用いられる有害物質を選ぶ問題です。あてはまるものを選びます。
この問題のポイント
有害物質は物質ごとに検定法が決められており、方法名と物質の対応を覚えているかが問われます。ここで問われる薄層クロマトグラフ分離-原子吸光法は、有機の水銀化合物であるアルキル水銀を分離して水銀として測る検定法です。シアン・PCB・1,4-ジオキサン・ひ素はそれぞれ別の方法が公定法なので、方法名から水銀(アルキル水銀)にたどり着けるかが分かれ目です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(該当しない) | シアン化合物は吸光光度法などが用いられ、この方法の対象ではありません。 |
| (2) | ×(該当しない) | ポリ塩化ビフェニルはガスクロマトグラフが用いられ、この方法の対象ではありません。 |
| (3) | ×(該当しない) | 1,4-ジオキサンはガスクロマトグラフ質量分析法などが用いられ、この方法の対象ではありません。 |
| (4) | ○(正しい) | アルキル水銀化合物は、薄層クロマトグラフ分離-原子吸光法で検定します。これが正解です。 |
| (5) | ×(該当しない) | ひ素は水素化物発生原子吸光法などが用いられ、この方法の対象ではありません。 |
選択肢(4)のポイント(ここが決め手)
アルキル水銀は有機形の水銀化合物で、まず薄層クロマトグラフで分離してから原子吸光法で水銀として定量します。「薄層クロマトグラフ分離」と「原子吸光法」が組み合わさっている点が、アルキル水銀の検定を示す手がかりです。ほかの選択肢は、シアンは吸光光度法、PCBはガスクロ、ひ素は水素化物発生原子吸光法と別々の公定法が対応しており、方法名で見分けられます。方法名=対象物質の紐づけでおさえます。
覚え方
- 薄層クロマトグラフ分離-原子吸光法はアルキル水銀の検定。
- PCBはガスクロ/ひ素は水素化物発生原子吸光と、方法名で物質を仕分け。
理解度チェック
Q.
薄層クロマトグラフ分離-原子吸光法で検定する有害物質は?
アルキル水銀化合物です。分離後に水銀として原子吸光法で測定します。
Q.
ポリ塩化ビフェニル(PCB)の検定に主に用いられる方法は?
ガスクロマトグラフです。薄層クロマトグラフ分離-原子吸光法ではありません。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 水質有害物質特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月