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令和7年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問10を解説|循環式硝化脱窒素法

令和7年度 水質関係技術特論 問10は、循環式硝化脱窒素法の処理フローを選ぶ問題です。5つのフロー図のうち、正しい配置のものを選びます。

この問題のポイント

循環式硝化脱窒素法(循環式脱窒法)は、脱窒槽と硝化槽を組み合わせて窒素を除去する方式です。かなめは槽の順序と循環(返送)の向きで、流入水を先に無酸素の脱窒槽へ入れ、続く好気の硝化槽で生じた硝化液を脱窒槽の入口側へ循環させるのが基本形です。脱窒には有機物(水素供与体)が必要なので、有機物が豊富な流入水を最初に脱窒槽へ通し、そこへ硝酸を含む硝化液を戻すことで脱窒が進みます。分かれ目は、槽の前後関係と硝化液の循環の向きが正しく描かれているフローを見分ける点です。正しい配置は選択肢(4)です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)槽の前後関係または硝化液の循環の向きが、正しい配置と一致しません。
(2)×(誤り)脱窒槽と硝化槽の順序、または循環の向きが基本形からずれています。
(3)×(誤り)流入水の入る槽や循環の経路が、正しいフローと合致しません。
(4)○(正しい)流入水を先に脱窒槽へ入れ、硝化槽の硝化液を脱窒槽へ循環させる正しい配置です。
(5)×(誤り)槽の順序または循環の向きが基本形と異なり、脱窒が成立しない配置です。

ここが分かれ目

取り違えやすいのは、硝化槽を先に置いたり、硝化液の循環の向きを逆に描いた図を正しいと思い込む点です。脱窒には有機物が欠かせないため、有機物の多い流入水をまず脱窒槽へ通すのが正しい順序です。硝化槽で生じた硝酸を含む硝化液を脱窒槽の入口側へ戻すことで、流入有機物を水素供与体として脱窒が進みます。流入水を先に硝化槽へ入れる配置や、循環の向きが逆の配置は脱窒が成立せず誤りです。脱窒槽が前・硝化槽が後、そして硝化液を前段へ循環、という並びを満たすのが選択肢(4)です。

覚え方

  • 循環式は脱窒槽が先・硝化槽が後
  • 硝化液は硝化槽から脱窒槽へ循環(前段へ戻す)。
  • 有機物の多い流入水を脱窒槽に通すから外部炭素源を節約できる。

理解度チェック

Q.

循環式硝化脱窒素法で流入水が最初に入るのはどの槽?

脱窒槽です。有機物の多い流入水を先に脱窒槽へ通し、そこへ硝化液を戻して脱窒を進めます。

Q.

硝化液はどの向きに循環させる?

後段の硝化槽から前段の脱窒槽へ戻します。硝酸を脱窒槽へ供給することで窒素ガスへ還元されます。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF