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令和3年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問17を解説|測定項目と分析法

令和3年度 水質関係技術特論 問17は、測定項目とその測定に用いる方法・関連語句の組合せに関する正誤問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

各水質項目には定番の分析法があります。溶存酸素はよう素滴定法、CODはしゅう酸ナトリウム溶液(滴定の標準液)、全窒素は流れ分析法、SSはガラス繊維ろ紙で捕捉します。引っかけの核心は全りんと「カドミウム還元」の組合せです。カドミウム還元は硝酸イオンを亜硝酸イオンに還元して測る窒素側の操作で、全りんの定量にはモリブデン青(モリブデン酸系)の吸光光度法を使います。測定項目と方法の対応が入れ替わっている点が誤りです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)溶存酸素とよう素滴定法(ウィンクラー法)の組合せは正しい記述です。
(2)○(正しい)CODの滴定に用いるしゅう酸ナトリウム溶液は関連する語句として正しい記述です。
(3)×(誤り)全りんにカドミウム還元を結び付けている点が誤りです。カドミウム還元は全窒素側の操作で、全りんはモリブデン青の吸光光度法です。
(4)○(正しい)全窒素と流れ分析法の組合せは正しい記述です。
(5)○(正しい)浮遊物質(SS)はガラス繊維ろ紙で捕捉して測ります。正しい記述です。

選択肢(3)のポイント(ここが誤り)

カドミウムカラムで硝酸イオンを亜硝酸イオンに還元し、生じた亜硝酸を発色させて測るのは、全窒素(無機態窒素)の定番手順です。一方、りんの定量は、酸化分解でオルトりん酸にしたうえでモリブデン酸と反応させ、モリブデン青に発色させて吸光光度で測るのが基本です。選択肢(3)は全りんに「カドミウム還元」を結び付けている点が誤りで、カドミウム還元は窒素側の操作にあたります。

覚え方

  • カドミウム還元=全窒素側(硝酸→亜硝酸)の操作。
  • 全りんはモリブデン青の吸光光度法。
  • 溶存酸素=よう素滴定、COD=しゅう酸ナトリウム、SS=ガラス繊維ろ紙。

理解度チェック

Q.

カドミウム還元は、りんと窒素のどちらの測定に使う操作?

窒素(全窒素)です。硝酸イオンを亜硝酸イオンに還元して発色させる、窒素側の操作です。全りんとの組合せは誤りです。

Q.

全りんの定量に使う発色は?

モリブデン青です。オルトりん酸にしたうえでモリブデン酸と反応させ、吸光光度で測ります。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF