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令和2年度 公害防止管理者 水質関係技術特論 問16を解説|測定項目と方法

令和2年度 水質関係技術特論 問16は、測定項目と、その測定に使う方法や用語の組合せに関する問題です。組合せとして誤っているものを選びます。

この問題のポイント

それぞれの水質項目には、代表的な測定方法や関連する用語がひも付いています。pHはガラス電極法、TOCは燃焼酸化‐赤外線式、電気伝導率はセル定数、BODは植種希釈水と、いずれも項目と方法が正しく対応しています。引っかけの核心は全りんの組合せで、全りんはりん酸イオンに変えてから発色させるモリブデン青(吸光光度)法などで測るのが基本です。示された方法名がこれと結び付かないため、全りんの組合せが誤りになります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(5)(誤っている組合せ)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)pHはガラス電極法で測るのが基本です。正しい組合せです。
(2)○(正しい)全有機体炭素(TOC)は燃焼酸化‐赤外線式で測定します。正しい組合せです。
(3)○(正しい)電気伝導率はセルの形で決まるセル定数と結び付く用語です。正しい組合せです。
(4)○(正しい)BODでは微生物を加えた植種希釈水を使います。正しい組合せです。
(5)×(誤り)全りんはモリブデン青(吸光光度)法などで測るのが基本で、示された方法名との組合せが誤りです。

選択肢(5)のポイント(ここが誤り)

全りんは、試料中のりんを分解してりん酸イオンに変えてから、発色させて吸光度で量るモリブデン青(吸光光度)法などが代表的な測定方法です。選択肢(5)は全りんに対して、この方法とは結び付かない方法名を組み合わせている点が誤りの組合せになります。ほかの四つは、pH=ガラス電極法、TOC=燃焼酸化‐赤外線式、電気伝導率=セル定数、BOD=植種希釈水と、項目と方法・用語が正しく対応しています。全りんの正しい測り方を押さえておけば、消去法でも(5)に絞れます。

覚え方

  • 全りんはモリブデン青(吸光光度)法が基本。りん酸イオンに変えて発色させる。
  • 定番の対応=pH:ガラス電極/TOC:燃焼酸化‐赤外線式/電気伝導率:セル定数/BOD:植種希釈水。

理解度チェック

Q.

全りんの代表的な測定方法は?

モリブデン青(吸光光度)法などです。りんを分解してりん酸イオンに変え、発色させて吸光度で量ります。

Q.

BODの測定で「植種希釈水」を使うのはなぜ?

BODは微生物が有機物を分解するときの酸素消費を測るためです。微生物を植え付けた希釈水を使い、消費された酸素量から求めます。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 水質関係技術特論 問題・正解」(公式PDF