令和7年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問2を解説|送風機の音源対策
令和7年度 騒音・振動特論 問2は、送風機の音源対策に関する穴埋め問題です。文中のア~エに入る語句の正しい組合せのうち、最も適切なものを選びます。
この問題のポイント
送風機の騒音対策では、対策の「二本柱」である吸音と遮音を正しく振り分けられるかが問われます。吸音はダクト内などで音のエネルギーを材料に吸収させて弱める方法、遮音はケーシングの壁で音が外へ透過するのを防ぐ方法です。文脈をたどると、ダクト内を通る空気伝搬音は吸音材で吸音処理し、内側から入射した音が外へ透過するのを防ぐことを遮音と呼びます。この流れに合う組合せが選択肢(2)です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各空欄に入る正しい語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 空気 | ダクト内を伝わるのは空気を媒質とする空気伝搬音です。 |
| イ | 吸音 | 吸音材料を内張りし、伝わる途中で音のエネルギーを吸収します。 |
| ウ | 透過 | 内側からケーシングに当たった音が外へ抜けるのが透過音です。 |
| エ | 遮音 | 音を反射させて外への透過を防ぐことを遮音といいます。 |
ここが分かれ目
混同しやすいのは吸音と遮音です。吸音は音のエネルギーを材料に吸わせて減らす操作で、多孔質材などを内張りして使います。一方の遮音は、重く密な壁で音の透過そのものをはね返して止める操作です。似た言葉の「絶縁」「制振」「拡散」を入れると文意が通らなくなります。ダクト内で吸収するのが吸音、ケーシングで外へ抜けるのを防ぐのが遮音、と役割で覚えると迷いません。
覚え方
- 吸音=音のエネルギーを材料に吸わせて弱める(多孔質材の内張り)。
- 遮音=壁で透過を防ぐ。透過音への対策はケーシングの遮音。
- ダクト内=吸音、囲い(ケーシング)=遮音、と場所で振り分ける。
理解度チェック
Q.
吸音と遮音の違いは?
吸音は音のエネルギーを材料に吸収させて弱めること、遮音は壁で音の透過をはね返して止めることです。目的が違います。
Q.
ケーシングの内側から当たった音が外へ抜けるのを防ぐのは、吸音・遮音のどちら?
遮音です。透過音を反射させて外に出さないようにする対策です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月