令和6年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問14を解説|時間率騒音レベル
令和6年度 騒音・振動特論 問14は、時間率騒音レベルに関する記述中の空欄ア~エに入る語句の組合せを選ぶ問題です。正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
騒音規制法では、指示値が不規則かつ大幅に変動する場合、騒音の大きさを「90パーセントレンジの上端の数値」とします。この上端が時間率騒音レベル LA5 で、その量記号は「そのレベル以上の騒音が全測定時間の5パーセントを占める」ことを表します。分かれ目は、90パーセントレンジ上端が LA95 ではなくLA5であること、超過割合が5パーセントであること、そしてJISのNパーセント時間率騒音レベルが累積度数分布の(100−N)パーセントに相当し、記号は LAN,F,T となることです。これを満たすのは選択肢(2)です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各空欄に入る正しい語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | LA5 | 90パーセントレンジの上端の値。上端側なのでLA95ではなくLA5です。 |
| イ | 5 | LA5は、そのレベル以上の騒音が全測定時間の5パーセントを占めることを表します。 |
| ウ | (100−N) | Nパーセント超過は、累積度数分布では(100−N)パーセントに相当します。 |
| エ | LAN,F,T | Nパーセントに相当する時間率騒音レベルの記号。LAeq,T(等価騒音レベル)ではありません。 |
ここが分かれ目
時間率騒音レベル LN は「そのレベル以上の騒音が全測定時間のNパーセントを占める」レベルです。90パーセントレンジの上端は、上位5パーセントの入口なのでLA5(LA95ではない)、超過割合は5パーセントです。累積度数分布は「そのレベル以下の割合」で表すため、Nパーセント超過に相当するのは(100−N)パーセントの位置になります。最後の記号は時間率騒音レベルなのでLAN,F,Tで、平均を表す LAeq,T とは別物です。上端=LA5、超過5パーセント、という2点を押さえると選択肢(2)に絞れます。
覚え方
- 時間率騒音レベル LN=そのレベル以上が全時間のNパーセントを占める値。
- 90パーセントレンジ上端=LA5(上位5パーセントの入口)。下端はLA95。
- 累積度数分布ではNパーセント超過=(100−N)パーセントの位置。
理解度チェック
90パーセントレンジの上端の時間率騒音レベルはどれ?
LA5です。上位5パーセントの入口にあたり、そのレベル以上の騒音が全測定時間の5パーセントを占めます。
LAN,F,TとLAeq,Tの違いは?
LAN,F,Tは時間率騒音レベル(Nパーセント超過のレベル)、LAeq,Tは等価騒音レベル(エネルギー的な平均)で、別の量です。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月