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令和6年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問13を解説|騒音レベルの合成

令和6年度 騒音・振動特論 問13は、2台の機械の騒音レベルの合成から、目標値を満たすために機械Bを何dB下げればよいかを求める計算問題です。少なくとも必要な低減量を選びます。

この問題のポイント

騒音レベルはそのまま足し算・引き算できず、いったん10L/10のエネルギーに戻して加減し、最後に10logで戻します。まず合成81dBとA単独74dBの差からB単独のレベルを求め、次に対策後(A単独70dB)でA+Bを75dB以下にするために許されるB単独のレベルを逆算し、その差が必要な低減量です。計算するとB単独は約80dB、許されるBは約73dBで、差は約7dB。選択肢(3)が正解です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)

各選択肢の正誤

選択肢値(dB)判定
(1)3× 低減が足りず、A+Bが75dBを超えます。
(2)5× まだ不足で、目標75dB以下に届きません。
(3)7○ B単独80dB→73dBで差7dB。目標を満たす最小の低減量です。
(4)9× 目標は満たしますが、必要以上に下げています(最小ではない)。
(5)11× さらに過剰で、少なくとも必要な量より大きすぎます。

計算の手順

  • 合成81dB=108.1、A単独74dB=107.4。B単独のエネルギー=108.1−107.4=約1.01×108。よってB単独=10log(1.01×108)=約80dB
  • 対策後はA単独70dB=107.0。A+Bを75dB(=107.5)以下にするには、許されるBのエネルギー=107.5−107.0=約2.16×107。よって許されるB=10log(2.16×107)=約73dB
  • 必要な低減量=B単独80dB−許されるB73dB=約7dB

したがって、機械Bを少なくとも約7dB下げる必要があり、選択肢(3)が正解です。

覚え方

  • デシベルの加減は10L/10に戻してから足し引きし、10logで戻す
  • 合成から片方を引くと、もう片方の単独レベルが出せる(差の分離)。
  • 「◯dB以下に抑える」=許されるエネルギーの上限から、下げるべき量を逆算。

理解度チェック

Q.

合成81dBとA単独74dBから、B単独のレベルはどう求める?

エネルギーに戻して引きます。108.1−107.4を計算し、10logで戻すと約80dBになります。

Q.

なぜデシベルはそのまま足し引きできない?

デシベルはエネルギーの対数だからです。合成は音のエネルギー同士の足し算なので、いったん真数に戻してから加減する必要があります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF