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令和6年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問12を解説|環境騒音の測定

令和6年度 騒音・振動特論 問12は、JIS Z 8731:2019「環境騒音の表示・測定方法」の用語に関する問題です。正しいものを選びます。

この問題のポイント

この規格には、等価騒音レベル・騒音暴露レベル・残留騒音・実測時間など、まぎらわしい用語が並びます。分かれ目は、平均値と総量の言い換えの取り違えです。等価騒音レベルは変動する騒音をエネルギー的な平均値で表した量、騒音暴露レベルは総量(エネルギーの積分)を基準時間に換算した量で、この2つの説明が入れ替えられていないかを見ます。素直に正しいのは、実測時間を「観測時間のうち実際に騒音を測定する時間」と述べた選択肢(4)です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)「エネルギー的な平均値」は等価騒音レベルの説明で、騒音暴露レベルの定義とは入れ替わっています。
(2)×(誤り)「エネルギー的な総量」は暴露レベル側の説明で、等価騒音レベル(平均値)の定義とは逆です。
(3)×(誤り)時間帯補正等価騒音レベルの説明が規格の定義とは一致していません。
(4)○(正しい)実測時間=観測時間のうち実際に騒音を測定する時間。定義どおりで正しい記述です。
(5)×(誤り)「特定騒音以外の全ての騒音」は暗騒音側の説明で、残留騒音の定義とはずれています。

選択肢(4)のポイント(なぜ正しいか)

選択肢(4)は実測時間を「観測時間のうち、実際に騒音を測定する時間」と述べており、規格の定義どおりで正しい記述です。ほかの選択肢は用語の説明を巧妙に入れ替えています。とくに(1)と(2)は、等価騒音レベル(エネルギー的な平均値)騒音暴露レベル(エネルギーの総量を基準時間に換算)の説明を取り違えています。等価騒音レベルは「ならした平均」、暴露レベルは「積み上げた総量」と押さえると区別できます。(5)は特定騒音以外の全ての騒音という言い方で、残留騒音ではなく暗騒音に近い説明になっている点がずれています。

覚え方

  • 等価騒音レベル=エネルギー的な平均値(ならした値)
  • 騒音暴露レベル=エネルギーの総量を基準時間に換算した値(積み上げ)。
  • 実測時間=観測時間のうち、実際に測っている時間。

理解度チェック

Q.

等価騒音レベルは「平均値」と「総量」のどちら?

変動する騒音をエネルギー的な平均値で表した量です。総量を表すのは騒音暴露レベルで、両者を取り違えないようにします。

Q.

実測時間とは何を指すか?

観測時間のうち、実際に騒音を測定する時間です。観測時間全体と区別して用います。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF