令和6年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問10を解説|騒音計
令和6年度 騒音・振動特論 問10は、騒音計の仕様やしくみに関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題のポイント
騒音計は、圧力形の全指向性マイクロホンで音圧を拾い、聴覚の感度に合わせたA特性で重み付けして音圧レベルを表示します。時間的な平均化には時間重み付け特性があり、素早く追従するF(fast)と、ゆっくり平均するS(slow)の2つがあります。分かれ目は選択肢(4)で、F特性の平均化時定数を1秒としています。正しくはFの時定数は0.125秒で、1秒なのはS特性です。この取り違えが誤りです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | JIS C 1516:2020は電磁環境に対する性能を規定しています。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 騒音計のマイクロホンは圧力形の全指向性です。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 周波数重み付けは、聴覚の感度に合わせたA特性を備えています。正しい記述です。 |
| (4) | ×(誤り) | F特性の時定数は0.125秒です。1秒とするのはS特性で、取り違えが誤りです。 |
| (5) | ○(正しい) | 騒音計の検定の有効期間は5年間です。正しい記述です。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
時間重み付け特性は、変動する音をどれくらいの速さで平均化して表示するかを決めます。F(fast)は時定数0.125秒で素早く追従し、S(slow)は時定数1秒でゆっくり平均します。選択肢(4)は、このFの時定数を1秒としていますが、1秒はS特性の値です。FとSの時定数を取り違えている点が誤りです。速い方がF=0.125秒、遅い方がS=1秒、と整理しておきます。
覚え方
- 時間重み付け=F(fast)は0.125秒、S(slow)は1秒。速い方が短い時定数。
- 周波数重み付けの基本はA特性(聴覚の感度に合わせる)。
- マイクは圧力形・全指向性、検定の有効期間は5年間。
理解度チェック
Q.
時間重み付け特性Fの時定数はいくつか?
0.125秒です。素早く追従するのがFで、1秒はゆっくり平均するS特性の時定数です。
Q.
騒音計の周波数重み付けの基本となる特性は?
A特性です。人の聴覚の周波数ごとの感度に合わせて重み付けし、音圧レベルを求めます。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月