令和5年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問13を解説|時間帯補正等価騒音レベル
令和5年度 騒音・振動特論 問13は、時間帯補正等価騒音レベル(Lden)から各時間帯の等価騒音レベルの組合せを求める計算問題です。
この問題のポイント
Lden は、夕方と夜間の騒音を昼間より重く評価するために、夕方に+5dB、夜間に+10dBの重み付けをしてから、24時間をエネルギー平均した値です。計算の要は、各時間帯の等価騒音レベルに重みを足した「補正後の値」がそろえば、Lden もその値になるという関係です。選択肢(4)は昼67・夕62・夜57で、補正後がすべて67dBに揃い、Lden=67dB と一致します。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)
各選択肢の正誤
| 選択肢(昼/夕/夜) | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) 57/57/57 | ×(誤り) | 補正後は57・62・67となり平均は67より低く、Lden=67に届きません。 |
| (2) 62/62/62 | ×(誤り) | 補正後は62・67・72で、平均は67をやや上回ります。一致しません。 |
| (3) 62/67/67 | ×(誤り) | 補正後は62・72・77と大きくなり、Ldenは67を超えます。 |
| (4) 67/62/57 | ○(正しい) | 補正後は67・67・67ですべて揃い、Lden=67dBに一致します。 |
| (5) 67/67/67 | ×(誤り) | 補正後は67・72・77となり、Ldenは67を大きく超えます。 |
ここが分かれ目
Lden は「重み付け後のエネルギーを24時間で平均したもの」です。分かれ目は、元の等価騒音レベルではなく、重みを足した補正後の値で考えることです。
- 重み付け:昼間はそのまま、夕方は+5dB、夜間は+10dB。
- 選択肢(4)=昼67・夕62・夜57 に重みを足すと、67・(62+5)=67・(57+10)=67 とすべて67dBに揃います。
- 補正後がどの時間帯も67dBなら、時間で重み付き平均しても Lden=67dB になります。
この「夜ほど元の値を下げておく(夕は5dB、夜は10dB低い)と補正後がそろう」関係に気づけば、計算を細かく解かずに選択肢(4)を選べます。夜間の値を昼間と同じにした選択肢(5)などは、重みのぶんだけ補正後が大きくなり、Lden が67を超えてしまいます。
覚え方
- Lden の重み:夕方+5dB・夜間+10dBを足してからエネルギー平均。
- 補正後の値がどの時間帯も同じなら、Lden もその値。夜の元の値ほど低く見積もる。
理解度チェック
Q.
Ldenで夕方・夜間に加える重みは?
夕方+5dB、夜間+10dBです。昼間はそのままで、これらを足したうえで24時間のエネルギー平均をとります。
Q.
補正後の値が全時間帯で67dBなら、Ldenは?
67dBです。どの時間帯も同じ補正後の値なら、時間で重み付き平均しても同じ値になります。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月