令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問23を解説|防振用ばねの種別
令和4年度 騒音・振動特論 問23は、固有振動数の範囲・減衰性能・高周波振動絶縁性・必要空間の特徴から、防振用ばね(a)(b)(c)の種別を当てる組合せ問題です。正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
見分けの決め手は2つです。1つ目は、固有振動数が最も低い(0.7〜3.5 Hz)のが空気ばね。2つ目は、減衰性能を「あり」ともつのが防振ゴム。残る(a)(1〜10 Hz・減衰なし・高周波はやや問題)がコイルばねと決まります。分かれ目は、空気ばねと防振ゴムの取り違えです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各ばねの読み解き
| 記号 | 種別 | 決め手 |
|---|---|---|
| (a) | コイルばね | 固有振動数1〜10 Hz、減衰なし。金属を伝う高周波(サージング)で高周波絶縁はやや問題。 |
| (b) | 空気ばね | 固有振動数が0.7〜3.5 Hzと最も低く、高周波振動絶縁性が非常によい。 |
| (c) | 防振ゴム | 減衰性能をもち(あり)、必要空間が小さくて済む(非常によい)。 |
ここが分かれ目
「減衰性能:あり」は防振ゴムの目印で(c)に対応します。固有振動数が最も低い0.7〜3.5 Hzは空気ばねで(b)。減衰なしで高周波がやや問題なのがコイルばねで(a)。この3点で(a)=コイルばね、(b)=空気ばね、(c)=防振ゴムと決まり、選択肢(1)になります。空気ばねと防振ゴムを入れ替えないよう、最低の固有振動数=空気ばねを軸に読むと確実です。
覚え方
- 最低の固有振動数=空気ばね。
- 減衰ありでコンパクト=防振ゴム。
- 減衰なし・高周波やや問題=コイルばね。
理解度チェック
Q.
固有振動数が最も低くとれる防振ばねはどれか?
空気ばねです。0.7〜3.5 Hzと最も低く、高周波の振動絶縁性にも優れます。
Q.
減衰性能を「あり」ともつのはどのばねか?
防振ゴムです。ゴム自体の内部減衰があり、必要空間も小さくて済みます。
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月