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令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問6を解説|拡散音場の平均音圧レベル

令和4年度 騒音・振動特論 問6は、拡散音場とみなせる室内の平均音圧レベルを求める計算問題です。音響パワーレベル91 dB の音源、全表面積730 m²、平均吸音率0.44 から平均音圧レベルを選びます。

この問題のポイント

拡散音場では、音が壁で何度も反射して部屋中にたまり、平均の音圧レベルは吸音力(部屋がどれだけ音を吸うか)で決まります。吸音力 A は「全表面積 × 平均吸音率」で求め、平均音圧レベルは「音響パワーレベル + 10 log(4 ÷ A)」で計算します。ポイントは、平均吸音率をそのまま引き算するのではなく、まず面積をかけて吸音力 A(単位 m²)に直してから式に入れることです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(4)(約72 dB)

計算の手順

  • 吸音力:A = 全表面積 × 平均吸音率 = 730 × 0.44 ≒ 321 m²
  • 平均音圧レベル = 音響パワーレベル + 10 log(4 ÷ A) = 91 + 10 log(4 ÷ 321)。
  • 4 ÷ 321 ≒ 0.0125、10 log 0.0125 ≒ −19 dB。
  • 91 − 19 = 約72 dB。よって選択肢(4)が正解です。

平均吸音率0.44 を面積と結びつけずに使ってしまうと答えが合いません。吸音率だけでなく面積をかけて吸音力A(m²)にするのが要点です。

覚え方

  • 拡散音場の平均音圧レベル=音響パワーレベル + 10 log(4/A)
  • 吸音力 A = 全表面積 × 平均吸音率。単位は m²。
  • 吸音力が大きい(よく吸う)部屋ほど、室内の音圧レベルは下がる。

理解度チェック

Q.

吸音力A はどう求める?

全表面積 × 平均吸音率です。ここでは730×0.44≒321 m²になります。

Q.

吸音力が大きい部屋では室内の音圧レベルはどうなる?

下がります。吸音力Aが大きいほど10log(4/A)が小さくなるためです。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF