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令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問7を解説|外壁透過後の音圧レベル

令和4年度 騒音・振動特論 問7は、拡散音場とみなせる室内の音が外壁を透過して屋外に出たときの音圧レベルを求める計算問題です。音源93 dB、等価吸音面積10 m²、外壁面積4 m²・透過損失12 dB から、外壁面から5 m の点の音圧レベルを選びます。

この問題のポイント

室内から屋外へ音が抜ける問題は、順番に3段階で考えると迷いません。(1) 室内の音圧レベルを拡散音場の式で出す、(2) 外壁の透過損失と壁の面積を反映して、壁の外へ出る音のパワーレベルを出す、(3) それを点音源として屋外の距離減衰で受音点まで下げる、の流れです。屋外放射は問題文の指定どおり半自由空間(点音源の半空間放射)で計算します。段階ごとにレベルを引き算・足し算していくのがコツです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(約55 dB)

計算の手順

  • 室内の音圧レベル:93 + 10 log(4 ÷ 10) = 93 + 10 log 0.4 ≒ 93 − 4 = 89 dB
  • 外壁から出る音のパワーレベル:室内レベルから入射分(−6 dB)を差し引き、壁面積を足し、透過損失を引く。89 − 6 + 10 log 4 − 12 = 89 − 6 + 6 − 12 = 77 dB
  • 屋外(半自由空間・5 m):77 − 20 log 5 − 8 = 77 − 14 − 8 = 約55 dB
  • よって外壁面から5 m の点は約55 dB、選択肢(3)が正解です。

途中で外壁面積を足し忘れたり、屋外放射を全空間(−11 dB)と半空間(−8 dB)で取り違えると答えがずれます。室内→壁の透過→屋外の順に一段ずつ処理するのが安全です。

覚え方

  • 室内→屋外の透過問題は室内レベル → 壁の透過損失 → 屋外の距離減衰の3段階。
  • 拡散音場の室内レベル=音響パワーレベル + 10 log(4/A)。
  • 点音源の半自由空間放射は「−20 log r − 8」。全空間の−11 と混同しない。

理解度チェック

Q.

この問題はどんな順番で解く?

室内の音圧レベル → 外壁の透過損失で外へ出る音 → 屋外の距離減衰の3段階で解きます。

Q.

点音源の半自由空間放射で、距離5 m の減衰項は?

−20 log 5 − 8 ≒ −22 dBです。全空間放射(−11 dB定数)と間違えないようにします。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF