令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問26を解説|振動レベルの合成
令和2年度 騒音・振動特論 問26は、4つの振動源を止めながら測った値から、BとCだけを運転した場合の振動レベルを求める計算問題です。約何dBかを選びます。
この問題のポイント
振動レベルの足し引きは、dBのままでは計算できず、いったんエネルギー(10L/10)に直してから行います。全部運転の77 dBからBを止めた74 dBを引けばBの寄与、さらにCを止めた70 dBを使えばCの寄与が取り出せます。BとCのエネルギーを足し直してdBに戻すと、約76 dBになります。分かれ目は、引き算もエネルギーで行う点です。答えは選択肢(5)です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 68 dB。BとCのエネルギー合成に足りません。 |
| (2) | ×(誤り) | 70 dB。Bの寄与だけを見た値に近く、Cを足せていません。 |
| (3) | ×(誤り) | 72 dB。合成後の値としては小さすぎます。 |
| (4) | ×(誤り) | 74 dB。合成の途中値に近く、最終値ではありません。 |
| (5) | ○(正しい) | 76 dB。BとCのエネルギーを足し直した結果と一致します。 |
計算の手順
- 全部(A+B+C+D)=77 dB、Bを止め(A+C+D)=74 dB。差からBのエネルギー=107.7−107.4=(5.01−2.51)×107 ≈ 2.5×107。
- さらにCを止め(A+D)=70 dB。Cのエネルギー=107.4−107.0=(2.51−1.00)×107 ≈ 1.51×107。
- B+Cのエネルギー=(2.5+1.51)×107 ≈ 4.0×107。
- レベル=10 log(4.0×107)=70+10 log4.0 ≈ 70+6.0=約76 dB。→選択肢(5)。
覚え方
- dBの足し引きは必ずエネルギー(10L/10)に直してから。
- 引き算も同じ=全体−止めた後=止めた源の寄与。
- 10 log2≈3、10 log4≈6 を暗算の道具に。
理解度チェック
Q.
77 dBの全体からBを止めて74 dBになったとき、Bの寄与はどう求めるか?
エネルギーに直して引きます。107.7−107.4≈2.5×107がBの寄与です。
Q.
BとCのみを運転した場合の振動レベルはおよそ何dBか?
BとCのエネルギー合計 約4.0×107を戻して、約76 dBです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月