令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問27を解説|振動レベルの決定方法
令和2年度 騒音・振動特論 問27は、振動規制法における振動レベルの決定に関する問題です。示された記述のうち、正しいものを選びます。
この問題のポイント
振動レベルの決め方は、測定器の指示値がどう動くかで変わります。指示値が変動せず一定ならその値、周期的・間欠的に変動するなら変動ごとの最大値の平均、不規則かつ大幅に変動するなら80パーセントレンジの上端の数値を採用します。選択肢(5)はこの「不規則かつ大幅に変動する場合=80パーセントレンジの上端」を正しく述べています。他は「時間平均」「中央値」「上位半数の平均」「90パーセントレンジ」などに置き換えた誤りです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(正しい記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | 変動が大きい場合でも時間平均振動レベルとはしません。パーセントレンジで決めます。 |
| (2) | ×(誤り) | 周期的に変動する場合は最大値の平均で、中央値ではありません。 |
| (3) | ×(誤り) | 間欠的な変動は最大値全部の平均で、上位半数の平均ではありません。 |
| (4) | ×(誤り) | 間欠的な変動は最大値の平均で、90パーセントレンジの上端ではありません。 |
| (5) | ○(正しい) | 不規則かつ大幅に変動する場合は、5秒間隔100個などの測定値の80パーセントレンジ上端とします。正しい記述です。 |
選択肢(5)のポイント(ここが正解)
指示値が不規則かつ大幅に変動する場合は、5秒間隔で100個(又はこれに準ずる間隔・個数)の測定値を集め、その80パーセントレンジの上端の数値を振動レベルとします。これはL10にあたる値で、大きい側の一部の突出を除いて評価する考え方です。他の選択肢は、この決め方を時間平均・中央値・上位半数の平均・90パーセントレンジなどにすり替えており、いずれも規定と合いません。変動パターンごとの決め方をセットで押さえるのが要点です。
覚え方
- 不規則かつ大幅に変動=80パーセントレンジの上端(L10相当)。
- 周期的・間欠的に変動=変動ごとの最大値の平均。
- 一定=その指示値。「時間平均」「中央値」は誤りの定番。
理解度チェック
Q.
指示値が不規則かつ大幅に変動するとき、振動レベルはどう決めるか?
5秒間隔100個などの測定値の80パーセントレンジの上端の数値とします。L10にあたる値です。
Q.
指示値が周期的・間欠的に変動する場合の振動レベルは何か?
変動ごとの指示値の最大値の平均です。中央値や上位半数の平均ではありません。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月