令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問25を解説|振動レベル計の規格
令和2年度 騒音・振動特論 問25は、JIS C 1510に規定される振動レベル計の仕様に関する問題です。周波数範囲や表示、動特性などの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
振動レベル計は、1〜80 Hzの振動加速度を測り、周波数補正をかけた振動レベルをdBで表示します。引っかけの核心は実効値回路の時定数です。振動レベル計の動特性の時定数は0.63秒で、1秒ではありません。騒音計のSlow(1秒)と混同させる出題なので、選択肢(4)が誤りです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 使用周波数範囲は1〜80 Hzです。 |
| (2) | ○(正しい) | 計測するのは振動加速度です。 |
| (3) | ○(正しい) | 周波数補正をした振動レベルを、dBで表示します。 |
| (4) | ×(誤り) | 実効値回路の時定数は0.63秒で、1秒ではありません。 |
| (5) | ○(正しい) | 基準レスポンスに対する許容差が定められています。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
誤りは、実効値回路の時定数を「1秒」とした点です。振動レベル計の動特性の時定数は0.63秒と規定されています。騒音計の時間重み付け特性Slowの時定数(1秒)と数値が近いため混同しやすいのですが、振動レベル計は0.63秒です。数値の取り違えを見抜くのがポイントです。
覚え方
- 振動レベル計=1〜80 Hz、加速度を測る。
- 実効値回路の時定数は0.63秒(騒音計Slowの1秒と混同しない)。
- 周波数補正した振動レベルをdB表示。
理解度チェック
Q.
振動レベル計の実効値回路の時定数は何秒か?
0.63秒です。騒音計Slowの1秒と混同しないようにします。
Q.
振動レベル計の使用周波数範囲は?
1〜80 Hzです。この範囲の振動加速度を計測します。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月