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令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動特論 問24を解説|振動公害の調査・測定

令和2年度 騒音・振動特論 問24は、特定の機械の振動で住民から振動公害の苦情が出たときの、防止対策のための調査・測定に関する問題です。挙げられたもののうち、最も不要なものを選びます。

この問題のポイント

苦情対策では、苦情側(申立者宅付近)の実態、発生源(機械やその基礎)の振動、そして源から苦情側への伝わり方(距離減衰)の三点を押さえます。引っかけの核心は敷地境界の扱いです。ここで問われる「敷地境界での振動加速度レベル(周波数補正をしていない量)」は、対策の組み立てに直接は結びつきにくく、距離減衰の調査でカバーできる部分でもあります。五つの中では最も必要度が低いので、選択肢(3)が正解です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(最も不要な調査・測定)

各選択肢の必要度

選択肢必要度解説
(1)○(必要)申立者宅付近の振動レベルは、苦情の実態を知るために必要です。
(2)○(必要)境界から申立者宅までの距離減衰特性は、伝わり方を知るために必要です。
(3)×(最も不要)境界の振動加速度レベルは対策に直結しにくく、必要度が最も低いです。
(4)○(必要)機械やその近傍の振動レベルは、発生源を把握するために必要です。
(5)○(必要)機械や基礎の周波数特性は、対策を設計するために必要です。

選択肢(3)のポイント(ここが最も不要)

対策に一番結びつきにくいのが「敷地境界における振動加速度レベル」です。苦情側の実態、発生源の振動、両者を結ぶ距離減衰がそろえば、原因の特定から対策の設計まで進められます。境界の振動加速度レベル(周波数補正をしていない量)は、距離減衰の調査の中でカバーでき、単独では対策の手がかりに乏しいため、五つの中で最も必要度が低い測定になります。

覚え方

  • 苦情対策の三点=苦情側・発生源・伝わり方(距離減衰)
  • 発生源は機械と基礎(周波数特性まで)。
  • 境界の振動加速度レベル単独は必要度が低い。

理解度チェック

Q.

振動公害の苦情対策で押さえるべき三つの視点は?

苦情側の実態/発生源の振動/源から苦情側への伝わり方(距離減衰)の三点です。

Q.

対策の設計に直接使うのは、発生源のどんなデータか?

機械や基礎の振動の周波数特性です。どの周波数を抑えるかを決める手がかりになります。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動特論 問題・正解」(公式PDF