令和7年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問10を解説|等ラウドネスレベル曲線
令和7年度 騒音・振動概論 問10は、純音の等ラウドネスレベル曲線を使う問題です。1000Hz・音圧レベル60dBの純音よりも小さく聞こえる音を選びます。
この問題のポイント
基準は1000Hz・60dBの音で、これは定義上60phonであり、4soneにあたります。phonとsoneはどちらも1000Hzを基準に決めた音の大きさの単位なので、「60phon」「4sone」と書かれた音は基準とちょうど同じ大きさです。分かれ目は物理量のdBで示された低音・高音。人の耳は低い周波数で感度が下がるため、250Hzで60dBの音は基準より小さく聞こえます。逆に4000Hzでは耳の感度が上がるので60dBは大きく聞こえます。小さく聞こえるのは選択肢(1)です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)(正しい記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(小さい) | 250Hzで60dBは、低音域の感度低下により基準(60phon)より小さく聞こえます。これが正解です。 |
| (2) | ×(同じ) | 250Hzでも60phonは基準と同じ大きさです。小さくはありません。 |
| (3) | ×(同じ) | 4soneは60phonにあたり、基準1000Hz60dBと同じ大きさです。 |
| (4) | ×(大きい) | 4000Hzは耳の感度が高く、60dBは基準より大きく聞こえます。 |
| (5) | ×(同じ) | 4000Hzでも60phonは基準と同じ大きさです。 |
選択肢(1)のポイント(ここが正解)
ポイントは、phonとsoneは1000Hzを基準にした聞こえの大きさの単位だという点です。60phonも4soneも、定義上1000Hz60dBと同じ大きさになるため、「小さく聞こえる」候補にはなりません。残るはdB(物理量)で示された低音・高音です。等ラウドネスレベル曲線は低い周波数で上に持ち上がる形をしており、同じ60dBでも250Hzでは基準より小さく、逆に耳が敏感な4000Hzでは大きく聞こえます。したがって基準より小さく聞こえるのは、250Hz60dBの選択肢(1)だけです。
覚え方
- phon・soneは1000Hz基準の聞こえの大きさ。60phon=4sone=1000Hz60dB。
- 同じdBなら低音(250Hz)は小さく、高音(4000Hz)は大きく聞こえる。
- sone換算:40phon=1sone、+10phonごとに2倍(50→2、60→4)。
理解度チェック
60phonと4soneは、どちらも1000Hz60dBと同じ大きさ?
はい。phonもsoneも1000Hzを基準に決めた単位なので、60phon=4soneは1000Hz60dBと同じ大きさです。
同じ60dBでも250Hzと4000Hzでは聞こえの大きさは?
低音の250Hzは小さく、耳が敏感な4000Hzは大きく聞こえます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月