令和7年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問8を解説|建設作業騒音
令和7年度 騒音・振動概論 問8は、建設作業騒音の特徴と対策に関する穴埋め問題です。ア~ウに入る語句の最も適切な組合せを選びます。
この問題のポイント
建設作業騒音は、他の固定発生源とは性質が違います。工事は工程が終われば止まる一過性のものであり、大きな騒音を出す作業は屋外で行われることが多く、現在の技術では騒音の防止が極めて困難です。だからこそ、低騒音型機械の採用や代替工法、作業時間の制限に加えて、境界を密閉性の高い塀や遮音シートで囲うといった対策が必要になります。分かれ目は「吸音」か「遮音」か。境界で音を外へ通さないための囲いなので遮音シートが適切です。正しい組合せは選択肢(3)です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)
空欄に入る正しい語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 一過性 | 建設工事は工程が終われば止まる、一時的な作業です。 |
| イ | 困難 | 屋外の大きな騒音源が多く、現在の技術では防止が極めて難しいです。 |
| ウ | 遮音 | 境界を囲って音を外へ通さないための遮音シートを用います。 |
ここが分かれ目
迷いやすいのはウの「吸音」と「遮音」です。吸音は室内で反射音を減らして響きを抑える働きで、遮音は壁や塀で音の透過を妨げて外へ漏らさない働きです。建設現場の境界を囲うのは、音を敷地の外へ通さないためなので、目的に合うのは遮音シートです。またアの「一過性か継続的か」、イの「容易か困難か」は、建設作業の性質(一時的だが防止は難しい)から一過性・困難で確定します。これらを満たすのは選択肢(3)だけです。
覚え方
- 建設作業騒音=一過性だが防止は困難な屋外騒音。
- 境界を囲うのは音を漏らさない遮音シート(吸音ではない)。
- 対策は低騒音型機械・代替工法・時間制限・遮音囲いの組合せ。
理解度チェック
Q.
現場境界を囲うのは吸音シート、それとも遮音シート?
遮音シートです。境界の外へ音を通さないためには、透過を妨げる遮音が目的になります。
Q.
建設作業騒音の性質は継続的か一過性か?
一過性です。ただし屋外の大きな音源が多く、防止は極めて困難です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月