令和6年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問10を解説|耳の構造
令和6年度 騒音・振動概論 問10は、外耳・中耳・内耳という耳の構造に関する問題です。記述のうち誤っているものを選びます。
この問題のポイント
耳は、音を集める外耳、振動を伝える中耳、音を神経信号に変える内耳の3つに分かれます。各部の名称と役割はおおむね素直に述べられていますが、引っかけの核心は音が伝わる向きです。外耳では、まず耳介が音を集め、それが外耳道を通って奥へ進みます。選択肢(4)は「外耳道から耳介に送り込まれる」と、音の流れを逆向きに書いています。正しくは耳介から外耳道へです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 内耳は硬い骨に囲まれ、蝸牛・三半規管・聴神経などから成ります。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 中耳は鼓室・耳小骨・耳管などから成り、耳管で咽頭とつながっています。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 鼓膜は長径約9mmの楕円形で、厚さ約0.1mmの非常に薄い膜です。正しい記述です。 |
| (4) | ×(誤り) | 音は耳介から外耳道へ入ります。「外耳道から耳介に」と向きが逆で、ここが誤りです。 |
| (5) | ○(正しい) | 耳小骨はつち骨・きぬた骨・あぶみ骨が連なり、強大な騒音で損傷することがあります。正しい記述です。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
外耳は、顔の外に張り出した耳介と、そこから奥へ続く外耳道からできています。音はまず耳介で集められ、そのまま外耳道を通って鼓膜へと届きます。つまり音の流れは「耳介 → 外耳道 → 鼓膜」の順です。選択肢(4)は、この順序を「外耳道から耳介へ」と逆向きに書いている点が誤りです。名称や役割は正しくても、伝わる向きだけをひっくり返す典型的な引っかけになっています。
覚え方
- 音の流れは耳介 → 外耳道 → 鼓膜 → 耳小骨 → 内耳。
- 外耳=集める、中耳=伝える、内耳=信号に変える。
- 耳小骨=つち・きぬた・あぶみ。強大な騒音で損傷しうる。
理解度チェック
Q.
外耳で音はどの向きに進む?
耳介から外耳道へ進み、鼓膜に届きます。外耳道から耳介へ、ではありません。
Q.
耳小骨を構成する3つの骨は?
つち骨・きぬた骨・あぶみ骨です。中耳にあり、鼓膜の振動を内耳へ伝えます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月