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令和5年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問13を解説|騒音の影響

令和5年度 騒音・振動概論 問13は、騒音の影響に関する記述のうち、誤っているものを選ぶ問題です。

この問題のポイント

騒音の影響は、聴力そのものへの影響(難聴)だけでなく、会話や作業の聴取妨害、睡眠妨害、心理的影響、生理的影響など幅広く現れます。引っかけは、聴取妨害が起こる相手です。会話や放送が聞き取りにくくなる聴取妨害は、聴力が正常な人でも大きな騒音の中では日常的に起こります。選択肢(1)は、これを「騒音性難聴が進んだ人だけに起こる」と限定しており誤りです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)聴取妨害は聴力が正常な人でも騒音下で起こります。難聴の進んだ人だけではありません。
(2)○(正しい)心理的影響には感覚的影響と情緒的影響(妨害)があります。
(3)○(正しい)睡眠妨害には夜間覚醒や睡眠深度の妨害などがあります。
(4)○(正しい)生活妨害は、日常生活での聴取・睡眠・仕事などへの妨害です。
(5)○(正しい)生理的影響は、自律神経系と内分泌系への影響に分けられます。

選択肢(1)のポイント(ここが誤り)

聴取妨害とは、騒音のために会話・電話・放送・警報などが聞き取りにくくなることをいい、耳が健康な人でも周囲の騒音が大きければ当然に起こります。実際、工場や交通量の多い場所では健聴者どうしの会話も妨げられます。選択肢(1)は聴取妨害の対象を「騒音性難聴の進んだ人だけ」に狭めていますが、聴取妨害は難聴の有無にかかわらず生じる、誰にでも関係する影響です。難聴者に限定している点が誤りです。

覚え方

  • 聴取妨害=健聴者でも騒音下で会話が聞き取りにくくなる(難聴者限定ではない)。
  • 騒音の影響=聴取・睡眠・生活妨害+心理的影響(感覚的・情緒的)+生理的影響(自律神経・内分泌)。
  • 「〜だけに起こる」の限定表現は引っかけを疑う。

理解度チェック

Q.

聴取妨害は騒音性難聴の進んだ人だけに起こる?

いいえ。聴力が正常な人でも、周囲の騒音が大きければ聴取妨害は起こります。

Q.

騒音による心理的影響の内訳は?

感覚的影響と情緒的影響(妨害)に分けられます。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF