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令和4年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問13を解説|騒音による睡眠妨害

令和4年度 騒音・振動概論 問13は、騒音の影響のうち睡眠妨害に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題のポイント

睡眠妨害は、航空機・道路交通・鉄道といった夜間まで続く騒音で起こりやすく、生理的な影響や総合的な迷惑感(アノイアンス)の増大につながります。分かれ目は年齢による受けやすさの向き。睡眠は加齢とともに浅くなり中途覚醒も増えるため、睡眠妨害を受けやすいのは若年者ではなく高齢者です。「健常な若年者に対して影響が大きい」とする記述は向きが逆で、これが最も不適当になります。WHOガイドライン(1999)の指針値など数値の記述は基本どおりです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢判定解説
(1)○(適当)航空機・道路交通・鉄道の騒音は夜間まで及びやすく、睡眠妨害の被害が多い発生源です。
(2)○(適当)睡眠中の騒音は覚醒や睡眠段階の変化など、種々の生理的影響を引き起こします。
(3)×(最も不適当)睡眠妨害を受けやすいのは高齢者で、若年者に対して影響が大きいとする向きが逆です。
(4)○(適当)睡眠妨害は騒音の総合的な迷惑感(アノイアンス)を増加させる原因となります。
(5)○(適当)WHOガイドライン(1999)は、寝室内の定常音で夜間LAeq,8hを指針値として示しています。

選択肢(3)のポイント(ここが誤り)

睡眠は加齢とともに深い眠りが減り、浅い眠りや途中で目覚める回数が増えていきます。そのため同じ騒音でも、高齢者のほうが睡眠を妨げられやすいのが一般的です。選択肢(3)は「健常な若年者に対して影響が大きい」と、受けやすさの向きを逆に述べています。若年者は深い眠りに入りやすく、多少の騒音では目覚めにくいため、影響はむしろ小さめです。ほかの記述(発生源の傾向、生理的影響、迷惑感の増大、WHOの指針値)はいずれも基本どおりなので、年齢の向きを取り違えた(3)が最も不適当になります。

覚え方

  • 睡眠妨害を受けやすいのは高齢者(加齢で眠りが浅くなる)
  • 被害が多い発生源=航空機・道路交通・鉄道(夜間に及ぶ音)。
  • WHO(1999)の睡眠妨害の指針値=寝室内定常音で夜間LAeq,8h 30 dB

理解度チェック

Q.

騒音による睡眠妨害を受けやすいのは、一般に若年者と高齢者のどちら?

高齢者です。加齢とともに眠りが浅くなり、中途覚醒も増えるため影響が大きくなります。

Q.

睡眠妨害の被害が多い代表的な騒音源を3つ挙げると?

航空機・道路交通・鉄道の騒音です。いずれも夜間まで続きやすい発生源です。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF