令和3年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問17を解説|超低周波音・低周波音
令和3年度 騒音・振動概論 問17は、超低周波音・低周波音の発生源・特徴・音源対策例の組合せに関する問題です。5つの組合せのうち、不適当なものを選びます。
この問題のポイント
低周波音の発生源は、連続して定常的に出るタイプ(送風機・ボイラ・真空ポンプなど)と、うなりや衝撃といった変動を伴うタイプ(振動ふるい機・発破など)に大きく分かれます。対策も、回転数変更・可動翼・消音器・位相差運転・火薬減量と、発生源ごとに定石があります。分かれ目はボイラ。ボイラから出る低周波音は定常的な性質で、消音器での対策は妥当ですが、選択肢(2)は特徴の欄が実態と合わない組合せになっています。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(適当) | 送風機は定常的な低周波音源で、可動翼による対策は妥当な組合せです。 |
| (2) | ×(不適当) | ボイラの低周波音は定常的な性質で、消音器は妥当な対策ですが、特徴の欄が実態と合いません。 |
| (3) | ○(適当) | 真空ポンプは定常的な音源で、回転数変化による対策は妥当です。 |
| (4) | ○(適当) | 振動ふるい機は「うなり」を生じやすく、位相差運転による対策が妥当です。 |
| (5) | ○(適当) | 発破は衝撃的な音源で、火薬減量による対策が妥当な組合せです。 |
ここが分かれ目
この表は「発生源・特徴・対策」の3つがすべて実態に合っていて初めて適当となります。送風機・真空ポンプ・ボイラのように連続運転で音を出す機器は定常的な音源に分類され、振動ふるい機のように回転数の近い機械が並ぶとうなり、発破のような瞬間的なものは衝撃的と、特徴は音の出方で決まります。選択肢(2)はボイラの特徴の欄が本来の定常的な性質と食い違っており、対策(消音器)は妥当でも組合せ全体としては不適当です。発生源と対策だけを見て正しいと早合点しないよう、特徴の欄まで照合するのがポイントです。
覚え方
- 連続運転の送風機・ボイラ・真空ポンプ=定常的な低周波音源。
- 回転数の近い機械が並ぶと「うなり」→位相差運転で対策。
- 発破は衝撃的→火薬減量。組合せ問題は特徴の欄まで照合。
理解度チェック
Q.
ボイラから出る低周波音はどんな特徴に分類される?
連続運転で出るため定常的に分類されます。対策としては消音器が用いられます。
Q.
振動ふるい機の低周波音対策に位相差運転が有効なのはなぜ?
複数台の位相差で発生音を打ち消し、「うなり」を抑えられるためです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和3年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月