令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問20を解説|振動公害の発生源
令和2年度 騒音・振動概論 問20は、振動規制法施行状況調査による振動公害の発生源に関する問題です。5つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
工場・事業場の特定施設の内訳、建設作業振動の苦情や届出件数の傾向を問う問題です。工場・事業場では圧縮機を届け出ているものが最も多く、特定建設作業の届出件数は増加傾向にあります。引っかけは、特定建設作業の届出の内訳で「くい打機等を使用する作業がほとんどを占めている」とする記述です。くい打機作業は一部であって、届出の大部分を占めているわけではありません(詳細は公式資料で確認します)。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 主な特定施設は圧縮機が最も多く、次いで金属加工機械、織機の順です。 |
| (2) | ○(正しい) | 建設作業振動の苦情件数は横ばい傾向にあります。 |
| (3) | ○(正しい) | 指定地域内の苦情は特定工場等以外によるものが多くなっています。 |
| (4) | ○(正しい) | 特定建設作業の実施届出件数は増加傾向にあります。 |
| (5) | ×(誤り) | くい打機作業が届出のほとんどを占める、という説明は実態と合いません。 |
選択肢(5)のポイント(ここが誤り)
特定建設作業の実施届出には、くい打機を使う作業だけでなく、ブレーカーや舗装機械などさまざまな作業が含まれます。設問(5)は建築工事のくい打機作業が届出のほとんどを占めているとしますが、くい打機作業は届出の一部であり、大部分を占めるわけではありません。ここが誤りです。工場側の特定施設で圧縮機が最多であること、建設作業の届出件数が増加傾向にあることは、いずれも調査結果と整合します。
覚え方
- 工場・事業場の特定施設で最多は圧縮機(次いで金属加工機械・織機)。
- 特定建設作業の届出件数は増加傾向。苦情は横ばい。
- 指定地域内の苦情は特定工場等「以外」が多い。
理解度チェック
Q.
工場・事業場振動で最も多い特定施設は?
圧縮機です。次いで金属加工機械、織機の順です。
Q.
指定地域内の苦情は特定工場等によるものが多い?
いいえ。特定工場等「以外」による苦情のほうが多くなっています。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月