令和2年度 公害防止管理者 騒音・振動概論 問19を解説|振動公害の現状
令和2年度 騒音・振動概論 問19は、公害苦情調査結果報告書による振動公害の現状に関する問題です。5つの記述のうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
苦情件数の推移、被害の発生地域、移動発生源、発生源別の構成比といった統計的な傾向を問う問題です。引っかけは、発生源別の構成比で「製造業が占める割合が近年増加傾向にある」とする記述です。振動苦情の中心は工事・建設作業であり、製造業の割合が増える方向にあるという説明は実態と合いません(細かな数値は公式資料で確認します)。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 振動苦情の受付件数は2千件弱で推移しているという傾向は妥当です。 |
| (2) | ○(正しい) | 移動発生源は主に自動車運行と鉄道運行を対象としたものです。 |
| (3) | ○(正しい) | 被害の発生地域は住居地域が最も多い傾向にあります。 |
| (4) | ×(誤り) | 製造業の割合が近年増加傾向という説明は実態と合いません。 |
| (5) | ○(正しい) | 発生原因としては工事・建設作業の苦情件数が最も多くなっています。 |
選択肢(4)のポイント(ここが誤り)
振動苦情の発生源として最も多いのは工事・建設作業で、これが全体を主導しています。発生源別の構成比を見ても、製造業の占める割合が近年増える方向にあるとはいえません。設問(4)はこの傾向を取り違えているため誤りです。他の選択肢(苦情件数が2千件弱で推移、移動発生源は自動車・鉄道、被害地域は住居地域が最多、発生原因は工事・建設作業が最多)はいずれも現状の傾向と整合します。
覚え方
- 振動苦情の最大要因は工事・建設作業。
- 被害地域は住居地域が最多。移動発生源は自動車・鉄道。
- 苦情件数は2千件弱で推移。
理解度チェック
Q.
振動公害の発生原因で最も多いのは?
工事・建設作業です。苦情件数の中心を占めます。
Q.
移動発生源として挙げられるのは何?
主に自動車運行と鉄道運行を対象としたものです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 騒音・振動概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月