令和6年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問15を解説|環境基準の別表
令和6年度 ダイオキシン類概論 問15は、ダイオキシン類の環境基準の別表に定める媒体ごとの基準値や測定方法に関する問題です。記述のうち誤っているものを選びます。
この問題のポイント
ダイオキシン類の環境基準は、大気・水質・水底の底質・土壌の4つの媒体ごとに、TEQ(毒性等量)で表した基準値が定められています。値は媒体ごとに桁も単位も異なるため、数字の取り違えが引っかけになります。分かれ目は水底の底質の基準値です。正しくは150 pg-TEQ/g以下であり、選択肢(3)はこれを250 pg-TEQ/g以下と大きい値に書き換えている点が誤りです。他の大気0.6・水質1・土壌1000といった値は正しく示されています。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 大気の基準値は0.6 pg-TEQ/m³以下です。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 水質(水底の底質を除く)の基準値は1 pg-TEQ/L以下です。正しい記述です。 |
| (3) | ×(誤り) | 水底の底質の基準値は150 pg-TEQ/g以下です。「250」とする点が誤りです。 |
| (4) | ○(正しい) | 土壌の基準値は1000 pg-TEQ/g以下です。正しい記述です。 |
| (5) | ○(正しい) | 水質(水底の底質を除く)は、日本産業規格K 0312に定める方法で測定します。正しい記述です。 |
選択肢(3)のポイント(ここが誤り)
4媒体の基準値は、大気が0.6 pg-TEQ/m³、水質(底質除く)が1 pg-TEQ/L、水底の底質が150 pg-TEQ/g、土壌が1000 pg-TEQ/gと、それぞれ単位も大きさも違います。この問題は、そのうち底質の値だけを150から250へ引き上げて誤りを仕込んでいます。底質と土壌はどちらも「pg-TEQ/g」で単位が同じため混同しやすく、値の暗記があいまいだと引っかかります。「底質150・土壌1000」とペアで覚え、桁と数字を正確に押さえておくのが確実です。
覚え方
- 環境基準値は大気0.6/水質1/底質150/土壌1000(いずれもpg-TEQ、以下)。
- 単位は大気=/m³、水質=/L、底質・土壌=/g。底質と土壌の混同に注意。
- 水質(底質除く)の測定はJIS K 0312。
理解度チェック
水底の底質のダイオキシン類の環境基準値は?
150 pg-TEQ/g以下です。土壌の1000 pg-TEQ/gと単位が同じため、混同しないよう注意します。
大気と土壌の基準値は?
大気は0.6 pg-TEQ/m³以下、土壌は1000 pg-TEQ/g以下です。水質(底質除く)は1 pg-TEQ/L以下です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月