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令和6年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問12を解説|デノボ合成の生成量

令和6年度 ダイオキシン類概論 問12は、デノボ合成によって生成する有機塩素化合物について、生成量が多い順を問う問題です。正しい順番を選びます。

この問題のポイント

デノボ合成は、焼却排ガスが冷える過程(おおむね300℃前後)で、飛灰中の炭素や塩素から新たにさまざまな有機塩素化合物がつくられる反応です。このとき生成する量は、化合物の種類で偏りがあります。多い順に並べると、クロロベンゼン類が最も多く、次いでPCDFs(ポリクロロジベンゾフラン)、そしてPCBsの順です。引っかけは、毒性で注目されるPCDFsやPCBsを先頭に置かせる点ですが、生成量そのものはクロロベンゼン類が最大です。正しい順番は選択肢(3)です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(正しい順番)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)PCBsを先頭にしている点が誤りです。生成量が最も多いのはクロロベンゼン類です。
(2)×(誤り)PCBsを先頭にしている点が誤りです。クロロベンゼン類が最多です。
(3)○(正しい)クロロベンゼン類>PCDFs>PCBsの順で、正しい記述です。
(4)×(誤り)先頭のクロロベンゼン類は正しいものの、2番目をPCBsにしている点が誤りです。2番目はPCDFsです。
(5)×(誤り)PCDFsを先頭にしている点が誤りです。最多はクロロベンゼン類です。

選択肢(3)のポイント(ここが正しい)

デノボ合成では、飛灰の炭素骨格が塩素と反応して多様な有機塩素化合物が新しく生成します。このとき、構造が単純で数多くつくられるのは1つの環に塩素が付いたクロロベンゼン類で、生成量が最も多くなります。次いでPCDFs、さらにPCBsの順に少なくなります。注意したいのは、毒性で話題になるPCDFsやPCBsを「量も多いはず」と考えて先頭に置く誤りです。生成量の多さ(クロロベンゼン類が最大)と、毒性の強さ(PCDD・PCDF・DL-PCBが問題)は別物です。順番は「クロロベンゼン類→PCDFs→PCBs」で覚えます。

覚え方

  • デノボ合成の生成量はクロロベンゼン類>PCDFs>PCBs
  • デノボ合成は焼却排ガスが冷える過程(約300℃)で新たに生成。
  • 「生成量が多い」と「毒性が強い」は別問題。量はクロロベンゼン類が最大。

理解度チェック

Q.

デノボ合成で生成量が最も多い有機塩素化合物は?

クロロベンゼン類です。次いでPCDFs、PCBsの順に少なくなります。

Q.

デノボ合成はどんな温度域で起こる?

焼却排ガスが冷えるおおむね300℃前後の温度域です。飛灰中の炭素と塩素から新たに有機塩素化合物が生成します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF