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令和6年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問7を解説|大気排出インベントリー

令和6年度 ダイオキシン類概論 問7は、2021(令和3)年のダイオキシン類の排出インベントリーで、大気への排出量が多い施設の順番を問う問題です。正しい順番を選びます。

この問題のポイント

排出インベントリーは、どの発生源からどれだけダイオキシン類が排出されたかを推計して積み上げた集計表です。都市ごみ焼却の排出が対策で大きく減った現在、大気への主な排出源は金属関連の産業施設に移っています。2021年のデータで多い順に並べると、製鋼用電気炉が最も多く、次いでアルミニウム第二次精錬・精製施設、そして鉄鋼業焼結工程の順です。引っかけは、かつて上位だった鉄鋼業焼結工程を先頭に置いたり、亜鉛回収施設を上位に入れたりする並べ替えです。正しい順番は選択肢(5)です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(5)(正しい順番)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)鉄鋼業焼結工程を先頭にしている点が誤りです。2021年では製鋼用電気炉が最多です。
(2)×(誤り)先頭を鉄鋼業焼結工程にし、3番目に亜鉛回収施設を置いている点が誤りです。
(3)×(誤り)製鋼用電気炉を先頭にした点は正しいものの、2番目を鉄鋼業焼結工程にしている点が誤りです。
(4)×(誤り)亜鉛回収施設を先頭にしている点が誤りです。最多は製鋼用電気炉です。
(5)○(正しい)製鋼用電気炉>アルミニウム第二次精錬・精製施設>鉄鋼業焼結工程の順で、正しい記述です。

選択肢(5)のポイント(ここが正しい)

ダイオキシン類の排出対策が進み、かつて排出量の大きかった廃棄物焼却が大幅に減った結果、近年の大気への排出は金属の溶解・精錬に関わる産業施設が中心になっています。2021年のインベントリーでは、鉄スクラップを溶かす製鋼用電気炉が最も多く、アルミニウム第二次精錬・精製施設鉄鋼業焼結工程が続きます。注意したいのは、鉄鋼業焼結工程を先頭に置く並べ方で、これは過去の傾向にひきずられた引っかけです。3施設の順は「電気炉→アルミ二次→焼結」と覚えるのが確実です。

覚え方

  • 2021年の大気排出は製鋼用電気炉>アルミニウム第二次精錬・精製>鉄鋼業焼結工程
  • 焼却対策で近年の主役は金属関連施設。
  • 「焼結工程が先頭」「亜鉛回収が上位」は引っかけ。

理解度チェック

Q.

2021年の大気排出インベントリーで最も排出量が多い施設は?

製鋼用電気炉です。次いでアルミニウム第二次精錬・精製施設、鉄鋼業焼結工程の順です。

Q.

近年、大気へのダイオキシン類排出の主役はどんな施設?

金属の溶解・精錬に関わる産業施設です。廃棄物焼却の対策が進み、排出源の中心が移りました。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF