令和6年度 公害防止管理者 ダイオキシン類概論 問3を解説|耐容一日摂取量
令和6年度 ダイオキシン類概論 問3は、ダイオキシン類対策特別措置法第6条に定める耐容一日摂取量(TDI)の条文に関する穴埋め問題です。ア~エに入る語句の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
耐容一日摂取量は、ダイオキシン類を人が一生涯にわたって毎日取り込み続けても健康に影響が出ないと考えられる、1日当たりの摂取量の上限です。条文はまず、ダイオキシン類が「人の活動に伴って発生する化学物質であって本来環境中には存在しないもの」だと位置づけ、次にこの指標を人が「生涯」摂取し続けても大丈夫な量として示します。数値は体重1キログラム当たり4ピコグラム以下です。分かれ目は、発生の由来を「人の活動」とするか「物の燃焼」に狭めるか、期間を「生涯」とするか「50年間」とするか、そして数値を4とするかどうかです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各空欄に入る正しい語句
| 空欄 | 入る語句 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア | 人の活動 | ダイオキシン類は焼却など人の活動に伴って発生します。「物の燃焼」に狭めない点がポイントです。 |
| イ | 環境中 | 本来は環境中に存在しない物質だという位置づけです。「人体内」ではありません。 |
| ウ | 生涯 | 一生涯にわたり継続摂取しても影響がない量、という考え方です。「50年間」ではありません。 |
| エ | 4 | 耐容一日摂取量は体重1kg当たり4ピコグラム以下です。3や5ではありません。 |
ここが分かれ目
誤りの選択肢は、この3か所をわずかに入れ替えて作られています。まず由来を「物の燃焼」に狭めた組合せは誤りで、正しくは焼却に限らない人の活動です。次に期間を「50年間」とした組合せも誤りで、条文は生涯にわたる継続摂取を前提にしています。そして数値は体重1kg当たり4ピコグラム以下であり、3や5とした組合せは誤りです。これら3点すべてが正しく並ぶのは選択肢(1)だけです。
覚え方
- 耐容一日摂取量(TDI)は体重1kg当たり4ピコグラム以下。
- 由来は「人の活動」、期間は「生涯」、本来「環境中」には存在しない物質。
- 引っかけは「物の燃焼」「50年間」「3・5ピコグラム」の3点差し替え。
理解度チェック
耐容一日摂取量は体重1kg当たり何ピコグラム以下?
4ピコグラム(4 pg-TEQ)以下です。人が生涯にわたり毎日摂取しても健康に影響がないとされる量です。
TDIが前提とする摂取の期間は「50年間」?
いいえ。条文は「生涯」にわたる継続的な摂取を前提にしています。「50年間」は誤りです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類概論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月