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令和7年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問25を解説|精度管理

令和7年度 ダイオキシン類特論 問25は、ダイオキシン類測定分析における精度管理に関する問題です。5つの記述のうち誤っているものを選びます。

この問題のポイント

精度管理では、内標準物質の回収率、装置や測定方法の検出下限、空試験(ブランク)、二重測定など、多くの確認項目が定められています。それぞれに具体的な数値基準が付きます。引っかけの核心は装置の検出下限の数値基準で、塩素数ごとに求められる値のうち一部がJISの規定と一致しない値にすり替えられている点が誤りです。回収率の確認、ブランクの種類、二重測定の許容幅といった他の項目は正しく述べられています。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)内標準物質の回収率が規定範囲内にあることを確認する点は正しい記述です。
(2)×(誤り)塩素数ごとに示した装置の検出下限の数値の一部がJISの規定値と一致せず、誤りです。
(3)○(正しい)検出下限・定量下限は変動するため一定周期で確認・管理する点は正しい記述です。
(4)○(正しい)排ガスの空試験に操作ブランクとトラベルブランクがあり、後者は3試料以上行う点は正しい記述です。
(5)○(正しい)二重測定で個々の測定値が平均値の±30%以内であることを確認する点は正しい記述です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

装置の検出下限は、機器が安定して見分けられる最小量として、塩素数(四・五/六・七/八塩素化物やDL-PCBs)ごとに満たすべき値が決められています。この問題は、その一覧のいずれかの数値をJISの規定と異なる値に置き換えており、基準を満たしているように見せかけている点が誤りです。回収率の確認((1))、検出下限を周期的に管理すること((3))、操作ブランクとトラベルブランクの区別と試料数((4))、二重測定の±30%という許容幅((5))は、いずれも正しく述べられています。数値を一つずつJISの基準と照合する姿勢が問われる問題です。

覚え方

  • 精度管理は回収率・検出下限・ブランク・二重測定の4本柱。
  • 装置の検出下限は塩素数ごとに基準値が異なる。数値は一つずつ照合。
  • 二重測定の許容幅は平均値の±30%以内

理解度チェック

Q.

排ガスの空試験に用いる2種類のブランクは?

操作ブランクトラベルブランクです。トラベルブランクは3試料以上行います。

Q.

二重測定で、個々の測定値は平均値の何%以内に収める?

±30%以内です。定量下限以上で検出された化合物について確認します。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF