令和4年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問3を解説|ろ布とダスト層の空隙率
令和4年度 ダイオキシン類特論 問3は、バグフィルターのろ布とダスト層の空隙率に関する穴埋め問題です。ア~ウに入る数値の範囲の正しい組合せを選びます。
この問題のポイント
ろ布は織り方で空隙率(すきまの割合)が大きく違います。糸を規則正しく織った織布は繊維が密で空隙率が低く、繊維をランダムに絡めた不織布はすきまが多く空隙率が高くなります。さらに、そのろ布上に堆積するダスト層は粒子の積み重なりで空隙が多く、ろ布本体より高い空隙率をもちます。大きなダスト粒子は、このダスト層中の細孔(細かいすきま)でふるい分けられて分離されます。分かれ目は、織布と不織布のどちらの空隙率が高いかを取り違えないこと。密に織った織布のほうが低く、不織布のほうが高いと押さえます。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(1)
各選択肢の正誤
| 空欄 | 入る数値 | 読み解き |
|---|---|---|
| ア(織布の空隙率) | 30~40 % | 糸を密に織った織布は繊維が詰まっており、空隙率は低めです。 |
| イ(不織布の空隙率) | 70~80 % | 繊維をランダムに絡めた不織布はすきまが多く、空隙率は高めです。 |
| ウ(ダスト層の空隙率) | 80~85 % | ろ布上に堆積した粒子の層はすきまが多く、ろ布本体より高い空隙率です。 |
ア=30~40%、イ=70~80%、ウ=80~85% となる組合せは選択肢(1)です。
ここが分かれ目
迷いやすいのは、織布と不織布の空隙率の高低です。織布は糸を規則的に織り込むため繊維が密で空隙率が低く、不織布は繊維をランダムに積層するのですきまが多く空隙率が高くなります。ここを逆に覚えると、アとイを取り違えて別の選択肢を選んでしまいます。さらに、ろ布上のダスト層は粒子どうしの積み重なりで最も空隙率が高く、その細孔が大きなダスト粒子をふるい分ける主役になります。空隙率の大小は「織布<不織布<ダスト層」の順と押さえると混乱しません。
覚え方
- 空隙率は織布<不織布<ダスト層の順に高くなる。
- 密に織る織布は低め、絡めた不織布は高め。
- 大きな粒子はダスト層の細孔でふるい分けられる。
理解度チェック
織布と不織布では、どちらの空隙率が高い?
不織布です。繊維をランダムに絡めるためすきまが多く、密に織る織布より空隙率が高くなります。
大きなダスト粒子は主にどこで分離される?
ろ布上に堆積したダスト層中の細孔でふるい分けられます。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和4年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月