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令和元年度 公害防止管理者 ダイオキシン類特論 問24を解説|測定の精度管理

令和元年度 ダイオキシン類特論 問24は、ダイオキシン類測定の精度管理に関する問題です。記述のうち誤っているものを選びます。

この問題のポイント

精度管理では、シリンジスパイクで注入を確認し、内標準物質の回収率、装置の検出下限、試料の検出下限、操作ブランクを、それぞれ決められた条件で管理します。分かれ目は、クリーンアップスパイク内標準物質の回収率の許容範囲です。クリーンアップスパイクは50〜120%が範囲で、これを「70〜130%」とするのは誤りです(70〜130%はサンプリングスパイクの範囲)。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(2)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)シリンジスパイク内標準物質は、GC/MSへの注入を確認するために使われます。
(2)×(誤り)クリーンアップスパイク内標準物質の回収率は50〜120%が範囲で、70〜130%ではありません。
(3)○(正しい)装置の検出下限は、コプラナーPCBでは0.2 pg以下でなければならない、という要件です。
(4)○(正しい)試料ガスの検出下限は、評価すべき濃度の1/30以下でなければならない、という要件です。
(5)○(正しい)操作ブランク試験は、調製やGC/MSへの導入操作に起因する汚染を確認する操作です。

誤っているのは、クリーンアップスパイク内標準物質の回収率の範囲を述べた選択肢(2)です。

選択肢(2)のポイント(ここが誤り)

内標準物質の回収率の許容範囲は、種類ごとに異なります。クリーンアップスパイク内標準物質は50〜120%が範囲で、選択肢(2)の「70〜130%」はサンプリングスパイク内標準物質の範囲です。両者を取り違えている点が誤りになります。シリンジスパイクによる注入確認、コプラナーPCBで0.2 pg以下の装置検出下限、評価濃度の1/30以下の試料検出下限、操作ブランクの目的は、いずれも正しい精度管理の内容です。

覚え方

  • 回収率の許容:サンプリング70〜130%/クリーンアップ50〜120%
  • シリンジスパイク=GC/MSへの注入の確認。
  • 試料の検出下限は、評価すべき濃度の1/30以下。

理解度チェック

Q.

クリーンアップスパイク内標準物質の回収率の許容範囲は?

50〜120%です。

Q.

70〜130%は、どの内標準物質の回収率の許容範囲か?

サンプリングスパイク内標準物質です。クリーンアップスパイクと取り違えないようにします。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和元年度 公害防止管理者等国家試験 ダイオキシン類特論 問題・正解」(公式PDF