令和5年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問9を解説|水生植物のエコトーン
令和5年度 大気・水質概論 問9は、自然湖岸に発達する水生植物エコトーンの植生分類と、代表的な植物の組合せに関する問題です。組合せとして誤っているものを選びます。
この問題のポイント
この問題は、水辺の植物を水深や生育のしかたで分けた生活形(抽水・浮葉・沈水・浮遊・湿生)と、その代表植物を結びつけられるかを問うものです。核心はガマの分類です。ガマは根を水底に張り、茎や葉を水面上に伸ばす抽水植物で、葉を水面に浮かべる浮葉植物ではありません。浮葉植物の代表はヒシやジュンサイなので、ガマを浮葉植物とした組合せが誤りです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 抽水植物の代表はヨシで、正しい組合せです。 |
| (2) | ○(正しい) | 沈水植物の代表はエビモで、正しい組合せです。 |
| (3) | ×(誤り) | ガマは抽水植物です。浮葉植物の代表とする組合せは誤りです(浮葉植物はヒシなど)。 |
| (4) | ○(正しい) | 浮遊植物の代表はホテイアオイで、正しい組合せです。 |
| (5) | ○(正しい) | 湿生植物の代表はアゼスゲで、正しい組合せです。 |
選択肢(3)のポイント(ここが誤り)
水辺の植物は、生育場所と水面との関係で生活形に分けられます。抽水植物は根を水底に張り、茎や葉を水面より上に立ち上げる植物で、ヨシやガマが代表です。一方浮葉植物は、根は水底にあるものの葉を水面に浮かべる植物で、ヒシやジュンサイが代表です。選択肢(3)はガマを浮葉植物としている点が誤りで、ガマは抽水植物です。抽水(立ち上がる)と浮葉(水面に浮く)の違いで判別します。
覚え方
- 抽水植物=ヨシ・ガマ(根は水底、葉は水面より上)。
- 浮葉植物=ヒシ・ジュンサイ/沈水植物=エビモ。
- 浮遊植物=ホテイアオイ/湿生植物=アゼスゲ。
理解度チェック
Q.
ガマはどの生活形(水辺の植生)に分類される?
抽水植物です。浮葉植物の代表とするのは誤りです。
Q.
抽水植物と浮葉植物の違いは?
抽水植物は茎や葉を水面より上に立ち上げ(ヨシ・ガマ)、浮葉植物は葉を水面に浮かべます(ヒシなど)。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- 湖沼の水生植物(生活形による分類)
※ この記事の確認日:2026年7月