令和2年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問8を解説|要監視項目(全マンガン)
令和2年度 大気・水質概論 問8は、2017(平成29)年度環境省公共用水域水質測定結果に関する問題です。人の健康の保護に係る要監視項目のうち、河川・湖沼で指針値の超過がみられたものを選びます。
この問題のポイント
この問題は、公表された水質測定結果のうち、要監視項目で指針値を超えた実績があるものを問う統計問題です。要監視項目は環境基準の健康項目に準じて監視される項目で、実際に超過が出るものは限られます。
核心は、選択肢のなかで超過実績があるのはどれかという1点です。自然由来でも濃度が高くなりやすい全マンガンが、河川・湖沼で指針値超過のみられた項目にあたります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)
各選択肢の判定
| 選択肢 | 判定 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | 該当なし | クロロホルムは、この年度の河川・湖沼で指針値超過の対象ではありません。 |
| (2) | ○(該当) | 全マンガンが、河川・湖沼で指針値超過のみられた要監視項目です。 |
| (3) | 該当なし | トルエンは、この年度の河川・湖沼で指針値超過の対象ではありません。 |
| (4) | 該当なし | キシレンは、この年度の河川・湖沼で指針値超過の対象ではありません。 |
| (5) | 該当なし | モリブデンは、この年度の河川・湖沼で指針値超過の対象ではありません。 |
ここが分かれ目
要監視項目は、環境基準の健康項目には至らないものの、監視を続ける必要がある物質群です。このうち全マンガンは、鉱物由来などで自然にも濃度が高くなりやすく、公共用水域の測定でも指針値を超える例がみられます。
選択肢のうち、河川・湖沼で指針値超過がみられた項目は全マンガンです。クロロホルム・トルエン・キシレン・モリブデンは、この年度の河川・湖沼では超過の対象になっていません。有機溶剤系(トルエン・キシレン等)よりも、金属系の全マンガンで超過が出やすい、という傾向で押さえます。
覚え方
- 要監視項目で河川・湖沼の指針値超過=全マンガン。
- 金属系の全マンガンは自然由来でも高くなりやすい、と覚える。
理解度チェック
Q.
2017年度に河川・湖沼で指針値超過がみられた要監視項目はどれですか。
全マンガンです。金属系で自然由来でも濃度が高くなりやすい項目です。
Q.
要監視項目とはどのような項目ですか。
環境基準の健康項目に準じて、継続的に監視する必要がある物質群です。指針値を目安に状況を把握します。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- 環境省「公共用水域水質測定結果」
※ この記事の確認日:2026年7月