令和2年度 公害防止管理者 大気・水質概論 問6を解説|温室効果ガスの大気中寿命
令和2年度 大気・水質概論 問6は、温室効果ガスを大気中寿命が長い順に並べたときの並びについて、正しいものを選ぶ問題です。対象はメタン(CH4)、CFC-11、一酸化二窒素(N2O)です。
この問題のポイント
この問題は、代表的な温室効果ガスが大気中でどれくらい長くとどまるか(大気中寿命)の大小関係を問うものです。寿命が長いガスほど長期にわたって温暖化に効き続けます。
分かれ目は、一酸化二窒素(N2O)とメタン(CH4)の位置です。N2Oは寿命が非常に長く、逆にメタンは化学的に分解されやすく寿命が短いガスです。この両端を取り違えなければ並びは決まります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(正しい記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ×(誤り) | CH4を先頭に置いていますが、CH4は最も寿命が短く、並びが逆です。 |
| (2) | ×(誤り) | CH4を先頭に置いており、最も短いガスを長い側に置いていて誤りです。 |
| (3) | ×(誤り) | CFC-11を最長にしていますが、最長はN2Oで、先頭が誤りです。 |
| (4) | ×(誤り) | N2Oを先頭にした点は正しいものの、CH4をCFC-11より前に置いており順が誤りです。 |
| (5) | ○(正しい) | N2O>CFC-11>CH4の順で、寿命の長い順に正しく並んでいます。 |
ここが分かれ目
大気中寿命が最も長いのはN2O(一酸化二窒素)で、100年を大きく超える長さです。次いでCFC-11、そして最も短いのがCH4(メタン)です。メタンは大気中で反応して比較的速く分解されるため、寿命は十数年程度と短くなります。
したがって長い順はN2O > CFC-11 > CH4で、これを満たすのは選択肢(5)です。誤答は最も短いメタンを先頭に置いたり、N2OとCFC-11の順を入れ替えたりしてきます。両端(最長N2O・最短CH4)を固定すれば、迷わず選べます。
覚え方
- 大気中寿命の長い順=N2O > CFC-11 > CH4。
- メタンは分解されやすく最も短命。N2Oは最も長寿命と両端で覚える。
理解度チェック
Q.
N2O・CFC-11・CH4を大気中寿命の長い順に並べると?
N2O > CFC-11 > CH4です。N2Oが最長、CH4が最短です。
Q.
この3つのうち、大気中寿命が最も短いのはどれですか。
CH4(メタン)です。大気中で反応して比較的速く分解されるためです。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 大気・水質概論 問題」(公式PDF)
- IPCC評価報告書(温室効果ガスの大気中寿命)
※ この記事の確認日:2026年7月