令和2年度 公害防止管理者 ばいじん・一般粉じん特論 問6を解説|バグフィルターのダスト払い落とし
令和2年度 ばいじん・一般粉じん特論 問6は、バグフィルターのダスト払い落としに関する正誤問題です。払い落とし方式(パルスジェット式・逆洗形)とろ過方式・運転方式の組合せのうち、誤っているものを選びます。
この問題のポイント
バグフィルターはろ布にたまったダスト層をときどき落とさないと目詰まりします。落とし方には、圧縮空気を瞬間的に吹き込むパルスジェット式や、気流を逆向きに通す逆洗形などがあります。引っかけの核心はパルスジェット式が内面ろ過か外面ろ過かで、ダストをろ布のどちら側に集める方式と組み合わせて使うのかを取り違えないことが分かれ目です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(誤っている記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 付着性の強いダストには、表面がすべりやすく剥離性のよいPTFE膜加工ろ布が向きます。払い落としを助ける選び方として正しい記述です。 |
| (2) | ×(誤り) | 組合せが逆です。パルスジェット式は、ろ布の外側にダストを集める外面ろ過方式に用います。「内面ろ過方式に用いる」は誤りです。 |
| (3) | ○(正しい) | 逆洗形は、区画ごとにろ過を止めて逆向きの気流でダストを落とす間欠式で運転されます。正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | パルスジェット式は、ろ過を続けたまま一本ずつ瞬間的に払い落とせるため、連続式で運転されます。正しい記述です。 |
| (5) | ○(正しい) | 間欠式ではその区画を密閉してから払い落とすため、清浄ガス側へのダスト漏れが少なく高い集じん率が期待できます。正しい記述です。 |
選択肢(2)のポイント(ここが誤り)
ろ過方式には、ダストをろ布の内側に集める内面ろ過と、外側に集める外面ろ過があります。パルスジェット式は、ろ布(多くは金属かごに被せた円筒)の外側にダストを堆積させる外面ろ過方式で使われ、内側から圧縮空気を瞬間的に噴き込んで、外面に付いたダスト層を衝撃で払い落とします。したがって選択肢(2)の「内面ろ過方式に用いる」は、ろ過の向きを取り違えた誤りです。パルスジェットは連続運転できる外面ろ過方式、逆洗形は間欠運転の方式、とセットで覚えると混同しません。
覚え方
- パルスジェット式=外面ろ過・連続式。内側から圧縮空気で外面のダストを落とす。
- 逆洗形=間欠式。区画を止めて逆向き気流で落とす。
- 付着性ダストには剥離性のよいPTFE膜加工ろ布。
理解度チェック
パルスジェット式は、内面ろ過・外面ろ過のどちらの方式に用いる?
外面ろ過方式です。外側に付いたダスト層を、内側から瞬間的に噴き込む圧縮空気で払い落とします。
パルスジェット式と逆洗形で、連続式で運転できるのはどちら?
パルスジェット式です。ろ過を続けたまま一本ずつ瞬間的に払い落とせます。逆洗形は区画を止めて行う間欠式です。
この問題に関連する用語解説
出典
- 一般社団法人 産業環境管理協会「令和2年度 公害防止管理者等国家試験 ばいじん・一般粉じん特論 問題・正解」(公式PDF)
※ この記事の確認日:2026年7月